[京都・深草トレイル]大岩神社への道のりが精神的に超過酷! まむし、倒木、石鳥居!!

こんにちは! ごりら(@goriluckey)です。

ご存知の通り京都は東・北・西の三方を山に囲まれています。なので、清水寺伏見稲荷大社のような観光地だけでなく、実はトレッキングも人気があるんですね。

今回は「深草トレイルの見どころ・大岩神社」を紹介します。「トレッキング」というさわやかなイメージとは少しちがう体験をしてきました!

深草トレイルとは!?

京都を囲む三方の山を歩くことができるコースが「京都一周トレイル」として整備されています。

京都一周トレイル

京都一周トレイルとは、京都の東南、伏見桃山から、比叡山、大原、鞍馬を経て、高雄、嵐山、苔寺に至る全長約83.3キロのコースと、豊かな森林や清流、田園風景に恵まれた京北地域をめぐる全長約48.7キロのコースからなります。

※ 『京の自然を歩く 京都一周トレイル』より引用しました。

京都一周トレイルは、1993年から「東山」「北山東部」「北山西部」「西山」「京北」の5つのコースが順次開設されてきました。

コースの途中には京都ならではの文化財や、京都の街並みを見渡せる展望スポットがあって観光のコンテンツとして成り立っているんですよね。

一方、今回紹介する「深草トレイル」が整備された事情は少しちがうんです。

以前、深草トレイルのある大岩山周辺は不法投棄が多く、ごみ山になっていました

不法投棄ってホンマに許せませんよね!!

そこで、不法投棄されない環境をつくるために周辺の一斉清掃や竹林の整備をしてトレッキングコースを開設したんですね。

たくさんの人が歩く環境をつくることで不法投棄を撲滅しようという作戦です。

これってめちゃくちゃステキな発想じゃないですか! ごみを捨てに来る人たちに聞かせてやりたいわ。

さらに、2014年には京都一周トレイルの東山コースが伏見稲荷大社よりも南側に延伸し、深草トレイルをふくむコースになったんですよ。

ほら、見てくださいよ! コースの見どころのひとつ「大岩山展望所」から見える風景!!

大岩山展望所から望む京都市内の風景

大岩山展望所から望む京都市内の風景

…え? それほどでもない??

いやいや、この日はあいにくの曇り空だったんでこんな感じですが、晴れた日には大阪の高層ビル群まで見えるそうですよ!

大岩神社の場所

さて、深草トレイルの見どころのひとつである「大岩神社」なんですが、Google マップで場所を確認してみましょう。

大岩神社は伏見桃山から伏見稲荷へぐるっとまわるコースの真ん中ぐらいにあるんですね。

ちゃんとコース通りに歩いて行けば良いんですが、今回はショートカットでお届けします!

伏見と山科を結ぶ大岩街道(京都府道35号線)沿いに大岩神社の参道入り口があるので、そこから大岩神社を目指します。

大岩街道の歩道沿いに「京都一周トレイル」の標識がありました。

京都一周トレイルの標識

京都一周トレイルの標識

こちらが大岩神社の参道入り口です。朱色の鳥居があるのでわかりやすいですね!

大岩神社の参道入り口

大岩神社の参道入り口

鳥居の近くには深草トレイルの案内もありました。ここから「大岩山展望所」までの距離は960メートル

深草トレイルの標識

深草トレイルの標識

今思えば、この時は「960メートル? 楽勝、楽勝!! 」そんなノリだったんですよね…。

大岩神社への道のり

それでは、参道入り口の鳥居をくぐって大岩神社を目指しましょう。

大岩神社の参道入り口の鳥居

大岩神社の参道入り口の鳥居

鳥居をくぐって少し歩くと竹林が見えてきます。

竹林の道を進む

竹林の道を進む

参道の横には小川が流れているんですね。こんな感じに水が流れ込んでいる場所があったりもします。

水が流れ込んでいる

水が流れ込んでいる

鳥居から5分ほど歩くと深草トレイルの案内を発見しました。 ここから大岩山展望所までは580メートル

深草トレイルの標識

深草トレイルの標識

竹林の先に朱色の鳥居が見えています。参道の入り口付近はクルマも通れそうな道幅がありましたが、ずいぶんと細い道になってきました。

竹林の先に見える鳥居

竹林の先に見える鳥居

ここでふと竹林に立てられた看板が目にとまりました。

「マムシ注意」の看板

「マムシ注意」の看板

マムシ注意!?

…ま、まあ、そら山やしね。マムシの一匹や二匹ぐらいいるでしょ…と自分に言い聞かせていたのですが、その後も参道のいたるところにマムシ注意の看板があったので、けっこう出現するのかも知れませんね。

先ほど見えた鳥居に到着しましたよ。

大岩神社の参道にある鳥居

大岩神社の参道にある鳥居

ここから先はもう完全に山道になります。

山道が続く

山道が続く

さらに少し歩くと今度はが!! なるほど!! この池のまわりにマムシが棲んでいるんでしょうか!?

大岩山にある池

大岩山にある池

な、なんと、よく見ると周辺の道が崩れて池に木が倒れ込んでいるじゃないですか!!

道が崩落している!

道が崩落している!

このあたりはもともと狭い道幅だったのがさらに狭くなっています。

道幅が狭い!

道幅が狭い!

池の近くには「白姫龍神大神」と刻まれた石碑がありました。

「龍神」

やっぱりマムシが出るんですね、わかります。

白姫龍神大神の石碑

白姫龍神大神の石碑

少し歩くとまたまた鳥居が見えて来ました。ですが、先ほどまでとは少しようすがちがいますね。神社…でしょうか!?

なにやら神社のような場所に!?

なにやら神社のような場所に!?

堂本印象の石鳥居

近づいてみると、なんだかものすごい鳥居ですね!! こんなデザインの鳥居見たことあります??

見たことのないデザインの鳥居

見たことのないデザインの鳥居

ほら、鳥居にこんな彫刻がされてるんですよ!? こっちは地蔵菩薩の彫刻です。

地蔵菩薩の彫刻

地蔵菩薩の彫刻

で、こっちは『キングダム』に出てきそうな中国の武人のような彫刻があります!!

これは中国の武人!?

これは中国の武人!?

この石鳥居、裏側もすごいんですよ!

「大岩大神・小岩大神」と書かれた神額の両側にはなんと女神が!?

神額の両側には女神!?

神額の両側には女神!?

こちらはウサギと…えっとキジでしょうか!?

ウサギとキジ?

ウサギとキジ?

いや〜不思議な鳥居ですよね!

パッと見るとローマ神殿の彫刻のようにも見えますし、中国の武人のようなデザインもあるし。

実はこの鳥居は堂本印象(どうもといんしょう)という日本画家がデザインした鳥居なんですよ。

鳥居の近くには「印象鳥居 堂本印象寄進」と刻まれた石碑があります。

「印象鳥居」と刻まれた石碑

「印象鳥居」と刻まれた石碑

堂本印象

堂本 印象(どうもと いんしょう、1891年12月25日 – 1975年9月5日)は京都市生れの日本画家。帝室技芸員。日本芸術院会員。本名:堂本三之助。

※ 『ウィキペディア』より引用しました。

狛犬のデザインもわたしたちがよく知るのとは少しちがうように見えますね!

狛犬もめずらしいデザイン

狛犬もめずらしいデザイン

さてさて、堂本印象の石鳥居に気を取られすぎていましたが、冷静に見るとここの神社すごいです!

こちらは「岩滝社」という神社。

岩滝社

岩滝社

ほら、見てください! 近づくとよくわかりますが、神殿が倒木で倒壊してしまっているんです!!

倒木で倒壊している!!

倒木で倒壊している!!

ものすごく危険な状態だと思いますが、見ようによっては雰囲気があると言うかなんと言うか。

この奥にある磐座(いわくら)には「岩滝大神」と刻まれていました。そして、稲荷神社の眷属(けんぞく・神様の使者)であるきつねの像も飾られています!

岩滝社のご神体

岩滝社のご神体

岩滝社の隣には小さな滝があるのですが、ここも倒木でかなり危険な状態。近づくのは危ない感じですね、いろんな意味で。

水が流れ落ちる音が聞こえる

水が流れ落ちる音が聞こえる

堂本印象の石鳥居のインパクトが強烈なのでこの場所が大岩神社と思い込んでしまいそうですが、実はまだまだ先があるんですよ。ほら!!

大岩神社への道はまだまだ続く!

大岩神社への道はまだまだ続く!

階段の途中で振り返るとやっぱりすごい場所ですね〜!!

階段の上から見る印象鳥居

階段の上から見る印象鳥居

ここにもきつねの像を発見! ですが、よく見るとここの石鳥居は真ん中の部分が抜け落ちているようです。

きつねの像と真ん中が崩落している石鳥居

きつねの像と真ん中が崩落している石鳥居

さあ、大岩山の山頂にある大岩神社、大岩山展望所を目指して歩きましょう!

大岩神社

階段を上りきるとますます本格的な山道になりました。またまた「マムシ注意」の看板が思い出されますよね…。

本格的な山道

本格的な山道

ですが、実は「マムシ注意」の看板のほかにもうひとつ登山者に注意をうながす看板があるんですね。

「倒木あり! 」の看板

「倒木あり! 」の看板

倒木あり!?

ええ…知っていますとも!! 目の前にありますからっ!!

山道に倒木が!

山道に倒木が!

うわ〜っ! 根元からボッキリと折れているじゃないですか!!

根元が折れている

根元が折れている

大岩神社へと続く参道…と言うか山道の途中にもいくつかの神社が点在しています。

山道に点在している神社

山道に点在している神社

むかしは鳥居が建てられていたと思われる土台も発見しました。

鳥居の土台

鳥居の土台

堂本印象の石鳥居から10分ほど歩くと道が左右に分かれるポイントに到着します。

左右の分かれ道

左右の分かれ道

右側へ行くと「大岩山展望所」、左側へ行くと「大岩神社」があるんですね。

まずは大岩神社へ行きましょう!

左側の道は大岩神社へ続く

左側の道は大岩神社へ続く

ここが大岩神社の鳥居です。この場所に来るまでに見かけたほかの鳥居と比べると鮮やかな朱色をしていますね!

大岩神社の鳥居

大岩神社の鳥居

階段を上がったところに社殿や社務所、茶屋がある…いえ、正確に言うと社殿はあるのですが、社務所や茶屋かどうかは確かではありません。

完全に荒廃してしまっているんですよ…。

この左側の建物が社務所だと思うんですよね。写真では全体的に明るく写っていますが、実際にはもっと薄暗い場所なんです。

社務所だと思われる建物

社務所だと思われる建物

この建物の反対側がどうなっているかと言いますと…

こうなってます!!

反対側から見たところ

反対側から見たところ

どうですか!? めちゃくちゃ怖いでしょ!? わたし、この間の道を通り抜けたんですよ!!

そうそう、ここにも堂本印象の石鳥居がありました。

ここにも堂本印象の石鳥居がある

ここにも堂本印象の石鳥居がある

神額のまわりのデザインは先ほどの石鳥居とおなじように、やっぱり日本のそれとはちがいますよね。

めずらしいデザイン

めずらしいデザイン

神殿のすぐ近くにはきれいな紅葉もありました。

もしもここに茶屋があったとするとこの紅葉を見ながらひと休みすることができたんでしょうね。しみじみ…

きれいな紅葉も

きれいな紅葉も

大岩神社はほかにもいろんな意味で見どころがあったんですが、これ以上散策するのは怖くて…とても…

大岩山展望所

左右の分かれ道になっていたところで右側の道を進むと「大岩山展望所」へ行くことができます。

ここから大岩山展望所までは80メートル。あと少しです!

深草トレイルの標識

深草トレイルの標識

山頂が近づき、あたりが明るくなって来ました。ほら、目の前の壁の上にはガードレール付きの道路が…

えっ!? 道路!?

壁の上部は道路

壁の上部は道路

そうなんです!! 実は大岩山展望所まではクルマで行くこともできるんですよ。

ま、まあ…クルマで来てしまったら、トレッキングにならないですし、なによりあのドキドキ体験もできないですもんね。

ここからは車道に平行に続く山道を歩きます。

明るい山道に!

明るい山道に!

出たっ!!

ついに山道が終わり、大岩山展望所に到着です!!!

ようやく大岩山展望所へ

ようやく大岩山展望所へ

さあ、まずはiPhoneのパノラマ撮影でどうぞ!!

大岩山展望所のパノラマ写真

大岩山展望所のパノラマ写真

ええ、ほんとうはものすごく見晴らしの良い場所なんですが、あいにくの天気だったのは冒頭でお伝えした通りです。

この大岩山展望所から見える景色の一覧が書かれた案内板がありました。

大岩山から見える景色

大岩山から見える景色

大岩山から見える景色

  1. 大阪ビル群
  2. 伏見桃山城
  3. 岩清水八幡宮
  4. 淀川
  5. 南部クリーンセンター
  6. 天王山(270m)
  7. 西山[ぽんぽん山](679m)
  8. 京セラ本社ビル
  9. 善峰寺
  10. 小塩山(642m)
  11. 阪神高速8号線
  12. 桂坂
  13. NTTドコモ関西京都ビル
  14. 京都医療センター
  15. 半国山(774m)
  16. 名神高速道路
  17. 龍谷大学 深草キャンパス
  18. 嵐山
  19. 愛宕山(924m)
  20. 東寺

天気が良くない上に望遠レンズもないのでちょっとわかりにくいですが、比較的わかりやすいポイントを紹介しますね。

赤レンガの建物があるのがわかりますか? これは龍谷大学 深草キャンパスです。

龍谷大学 深草キャンパス

龍谷大学 深草キャンパス

真ん中でぴょこんと飛び出している大きなビル、これは京セラ本社ビルですね。

京セラ本社ビル

京セラ本社ビル

そして、こちら!! お城が見えるのがわかりますか? これは伏見桃山城ですね。伏見桃山城は深草トレイルのコースにも入っています。

伏見桃山城

伏見桃山城

深草トレイルって

あんな遠くまで歩くんですね!!

大岩神社の参道入り口から大岩山展望所まではおよそ50分ほどでした。深草トレイルの全コースをまわるとけっこうな時間がかかりそうですね。

この記事のまとめ

写真をご覧いただいてお気づきかも知れませんが、大岩神社の参道入り口から大岩山展望所までを往復する間、わたしは、な、なんとひとりも出会わなかったんです。

この日は少し天気が悪かったこともあるので、たまたまなのかも知れません。ですが、深草トレイルを開設した目的が人が通る環境を整備することで不法投棄を撲滅することなので、これではまた不法投棄される状態にならないか心配になってしまいました。

整備や維持には莫大な費用がかかると思いますが、こういうところにこそ税金を使ってほしいなと。

晴れた日の大岩山展望所からのながめはすごく良さそうなので、ぜひ深草トレイルを散策してみてください。

だれかといっしょに散策するのがおすすめです!

あなたの役に立つ!? 関連リンク

「京都一周トレイル」の東山コースには伏見稲荷大社や稲荷山がふくまれています。稲荷山の展望スポットも素晴らしい場所なのでおすすめですよ〜。

この記事のシェアはこちらから!