地域の子どもに「ゴリラ」と呼ばれて生まれるコミュニケーション

ごりら

こんにちは! ごりら@goriluckey)です!!

東山動植物園のシャバーニがイケメンゴリラとして人気があるようですね。写真集まで出ているんだとか!長年に渡り、さまざまなコミュニティで「ゴリラ」と言われ続けている私としては、同じオス同士、心中穏やかではありません。
 

東山動植物園オフィシャルゴリラ写真集 シャバーニ!


 
しかも、ゴリラ側が人間よりイケメンと言われるのと、人間側であるわたしがゴリラと言われるのとでは、(ゴリラには申し訳ないですが)まさに真逆の評価。ゴリラに限らず、だいたい人間が動物に似ていると言われる時は大抵の場合が良い意味ではないですもんね。
 
実は私、誰からもゴリラと言われることを受け入れているわけではないんですよね。(このブログだけでなく、Twitterにもゴリラのアイコンを使っておきながらなんですが…。)
 
例えば、会社でそんなに親しくない人からもゴリラと呼ばれたりすることが稀にあります。こんな時には「おまえにゴリラなんて言われたくないわい!」と心の中で「ドラミング」をしまくっているんです!
 
東山動物園 ゴリラ シャバーニのドラミング&シャックリ Gorilla drumming & hiccup

 
 
 
そんなわたしが「ゴリラ」と呼ばれることに愛着を感じているのは、なぜなのか。
 
 
 

子どもたちからゴリラと呼ばれることで生まれるコミュニケーション。

子どもたちから「ゴリラ、ゴリラ!」と言われながら、この子たちにとってゴリラってどういうイメージなんやろうか、とふと考えたことがあります。
 
その時に思い出したのが、自分が小学生の時の遠足で行った動物園。何人かの友だちと一緒に檻の中にいるゴリラに向かって「ゴリラ、ゴリラ!」と叫ぶと、なんとそのゴリラは自分の糞をこちらへ投げつけて来たんです!
 
幸いガラス張りになっている部分でしたので、ゴリラの糞はガラスにベチャっと張り付き、大惨事には至りませんでした。ですが、それはもう小学生にとってはこの上無いシチュエーションです!再び檻の中のゴリラに向かって「ゴリラ、ゴリラ!」と叫ぶと先ほどと同じように再び糞を投げつけて来ます。私たちはおもしろがってからかっているんですが、あまりにも迫力のある風貌に心の奥底では「畏怖の念」を抱いていたように思います。
 
さて、実際、わたしは道端で子どもたちに出くわすと「あ、ゴリラや!」と大声で呼ばれることがよくあります。そんな時、わたしはゴリラの顔真似をして威嚇します。複数の子どもがいると、代わる代わる「ゴリラ、ゴリラ!」と言われる続けるので、時には顔真似だけではなく、実際に追いかけたりします。まるでわたしが小学生の頃に動物園で出会ったゴリラが糞を投げて攻撃してきたように!
 
子どもたちは自分のお母さんと一緒にいる時にも、いつものように「ゴリラァ!」と呼びかけてきます。一瞬で表情が変わるお母さんを見るのはけっこう楽しかったりします。慣れているお母さんの場合は、「こらっ!ゴリラって言うたらあかんって言うてるでしょ!」と私の目の前で注意をし出したりしますが、それはそれでこちらが小っ恥ずかしくなります…。
 
大人が子どもに声をかけると「声かけ事案」として犯罪扱いされる世の中。逆に子どもから「ゴリラァ!」と声をかけられて生まれるコミュニケーションは実はとても大切で貴重なコミュニケーションなんじゃないかと思い始めています。先日なんかは踏切で電車が通り過ぎるのを待っていたら、自動車の窓が開き、小学生が中から「ゴリラァ〜!」と声をかけてくれました。わざわざ車の中から声をかけてくれるってすごくないですか?
 

ゴリラが持ち合わせる、優しさと威厳。

実は、この記事を書いている時に、衝撃的なニュースが飛び込んで来たんです。
 

<大麻>「吸った」小6男児の自宅を捜索へ 京都府警
 
京都市立小の6年の男児(12)が学校の教師に「大麻を吸った」と話した問題で、京都府警は11日にも大麻取締法違反容疑で男児の自宅を捜索する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。

 
小学生が大麻!?さすがにこのニュースにはショックを受けました。しかも、京都市ですし。「taspo」があるとは言え、お店や自動販売機で買えてしまうタバコとは違って、大麻ですよ?どこに売ってるんですか?
 
そんなものが簡単に小学生の手に渡ってしまう…これはもはや家庭だけの問題でも、小学校の中の問題でも無いと思いました。もっと地域のコミュニケーションを活発にして、大人の目がしっかりと行き届くようにしないといけない。「シルバーバック」と呼ばれるオスゴリラが群れの子どもたちを見守っているように。
 
そういう観点で、子どもたちから「ゴリラ、ゴリラ!」と呼ばれて生まれるコミュニケーションがこういった問題を解決するひとつの要因になるのではないかと思っています。そう考えると子どもたちから「ゴリラ!」と言われることは喜んで受け入れることができるんです。
 
あなたの街に「子育てごりら」はいますか?
 
もしもあなたの街に「子育てごりら」がいないのなら、あなたがその役を担うという選択肢もあるはずです。
 
一緒に「子育てごりら」始めませんか!?
 
 
 

こんな本もありました!「ゴリラ業界」のバイブル!?

子どもたちからゴリラと呼ばれることに対する誇りをより強固なものにするために、全国の動物園のイケメンゴリラを撮り下ろした『イケメンゴリラ 君の瞳に乾杯!』を購入しました!(本当はたまたまヴィレッジヴァンガードで見つけただけです。笑)
 

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単にゴリラの写真を集めただけでなく、イケメンゴリラの写真と一緒に世界の名言が添えられています。
 

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まるでイケメンゴリラに言われているようで、妙に説得力が増している名言が多数!
 

イケメンゴリラ 君の瞳に乾杯!