2022年8月の日記

ごりら

こんにちは! ごりら@goriluckey)です!!

このページは『ごりらのせなか』の主人公・ごりらの2022年8月の日記をまとめたものです。

『ごりらの日記』はその日のできごとや考えたこと、その日に思い出したある日のできごとなどを好き勝手に書いています。

ごりら

好き勝手に書くのが楽しくて続けています!

「2022年7月」の日記はこちら!

2022年8月1日(月)|新入社員がやって来た!

在宅勤務が中心の生活になってから月曜日に会社へ行くのは久しぶりだ。今日会社へ行くことになったのは中途採用の人が入社するからだ。その人は30代前半の男性で、まったくの異業種からの転職だそうだ。

わたしが会社に到着するころには彼はすでにパソコンのセットアップをはじめていた。ネクタイ姿がめちゃくちゃ新鮮だ。わたしが座席に近づくと立ち上がってくれ、おたがいに挨拶を交わす。ごく当たり前のやり取りではあるが、最近はふつうのコミュニケーションが取れない人も多く、困惑することが多かったから、少し安心した。

以前なら別の部署から異動して来たり、中途採用で入社する人がいたりすると、朝礼で自己紹介をしてもらうのが通例だった。だけど今は全員が出社することがなくなり以前のような朝礼はない。とは言え、せっかくの記念すべき初出社の日なので、Zoomを使って部のメンバーに挨拶をしてもらうことに。

大勢の社員がいる前で自己紹介をするのも緊張するが、Zoomで入社の挨拶をするのもやりにくいだろうなと思いながら見ていたが、彼はスムーズに自己紹介をこなした。

あとから聞いたところによると、中途採用の面接は一次から最終までずっとZoomだけで進められたそうだ。なので、彼は会社のだれにも直接会うことなく入社を決めたらしい。

だれにも会わずに転職を決めたのもすごいと思ったが、転職エージェントに「Zoomだけで選考が進む会社」という要望を出していたそうだ。自分自身もふだんはZoomで打ち合わせをしたり、商談をすることもあるのに、自分が未体験なことに対してはなぜだかカルチャーショックを受けたような気分になる。

ところが、Zoomの面接で転職活動を乗り切った彼も業務に慣れるまでは対面での研修の方がありがたいと言う。たしかに教える方も対面の方がやりやすい。特に業務システムの使い方は隣に座って説明する方がおたがいストレスが少ないと思う。

わたし自身も当分は出社する機会が増えそうだけれど、早く仕事に慣れてもらうためには仕方ない。がんばろう。

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2022年8月2日(火)|憂うつな夏休み

月曜日、火曜日と続けて出社したのはいつ以来だろうか。たぶんこの2年間は一度もないはず。

子どもたちが夏休みの間はお弁当をつくらなくても良いので、わたしが会社へ行く回数が増えてもなんとかやりくりできる。

だけど、心配なことがある。どうも夏休みがはじまる前から中学生の娘の気分がすぐれない。最近は暑さのせいもあるのか、もともと少食な上に食欲も落ちている。

夏休みがはじまる前は夏休みの宿題の多さに嫌気がさしているようだった。小学生の時と比べて科目も多く、内容もいろいろ。せっかくの休みなのにこんなにたくさんの宿題を出されるぐらいなら夏休みなんてない方が良いとさえ言っていた。

自分が中学生のころを振り返ってみるとたしかに宿題は多かったけれど、夏休みがいらないとは思ったことはなかったから、娘の言葉がどうしても気になってしまう。

実際に夏休みがはじまると娘は早々に夏休みの宿題に取りかかった。理科の自由研究のような大物はともかく、ドリルなどをこなしているようだ。部活がある日は学校にも行っている。

だけど家でゴロゴロとゲームをしたりして過ごした日は「なにもせずに過ごしてしまった…」と落ち込むと言う。

娘の気持ちはよーくわかるけど、自分自身がそんなふうに感じるようになったのはもっと年齢を重ねてからのような気がする。中学生のころなんて1日中『ドラクエ』をやって過ごしたとしても「明日も『ドラクエ』やるぞー!! 」ぐらいにしか思っていなかっただろう。

娘は「やりたいことがない」といった感じのことを言うのだけれど、わたしからすれば娘は絵を描くのが好きで、恐竜にもめちゃくちゃくわしいしハッキリと「好き」があってうらやましく思うほどだ。

とは言え、それをどう感じるかは本人次第。娘が自分で気づくしかない。めちゃくちゃ心配ではあるが、見守ろう…

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2022年8月3日(水)|マスク

マスクの着用が常識の世の中になり2年半ほど経つ。当初は店頭からマスクが消える事態にもなったが、今ではふつうに購入することができるようになった。むしろいろいろなタイプのマスクが流通し、好みに合わせて選べるほどだ。

息子は以前はミズノのマウスカバーを使っていたが、いつごろからか不織布のマスクを着用するようになった。ありがたいことに不織布のマスクはわたしが勤務している会社から段ボール1箱分を支給されていた。そのマスクの在庫もいよいよ無くなりそうだ。息子はこれからも不織布のマスクを使いたいと言う。

娘はミズノのマウスカバーがお気に入りでずっと使っている。不織布のマスクやUNIQLOのエアリズムマスクはお気に召さないようだ。マウスカバーは3枚持っていたのだが、そのうちの2枚は耳にかける部分が劣化で切れてしまった。UNIQLOのエアリズムマスクの新品が残っているのだが、やっぱりミズノのマウスカバーが良いと言う。

わたしはふだんはUNIQLOのエアリズムマスク、スポーツをする時にはミズノのマウスカバーを使っている。一度UNIQLOのエアリズムマスクを着用して空手のミット打ちをしたことがあるが、あまりにも呼吸がしにくくて死ぬかと思ったほどだ。

わたしのUNIQLOのエアリズムマスクも耳にかけるゴムが劣化して来たので、娘のミズノのマウスカバーを注文する時に自分の分も注文することにした。

当初は購入制限のあったミズノのマウスカバーだが、オンラインショップを見るとデザインも豊富でさまざまな機能を備えたラインナップになっていた。

娘に「ドラえもんのやつにしとく? 」と冗談で言うと軽く無視されたので、以前と同じベーシックタイプのホワイトを注文。自分の分はブラックにした。

「屋外ではマスクを着用しなくても良い」というアナウンスがされているが、炎天下でもほとんどの人がマスクを着用している。マスクのいらない世界はもう戻って来ないのかも知れない。

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2022年8月4日(金)|セブンイレブンの「カレーフェス」

カレー好きな会社の同僚が「今日のお昼ごはんはセブンイレブンのカレーにしようと思ってるんです。」と言う。

大阪の梅田にあるオフィスに出勤しているからまわりにはいろんなお店があるし、それこそカレーの美味しいお店だってある。にもかかわらず、セブンイレブンのカレーを選ぶのはどういうことなのか。

聞くとセブンイレブンで「カレーフェス」をやっていて、カレーの有名店が監修した商品が販売されているのだそうだ。

セブンイレブンのサイトを見てみるとたしかに有名店監修のカレーはどれも美味しそうだ。

人気の銘店

  • エリックサウス
  • 銀座デリー
  • ルー・ド・メール
  • 魯珈

「よ、よし! お昼ごはんはセブンイレブンのカレーにしよう!! 」

会社の同僚の影響を受け、お昼ごはんはセブンイレブンのカレーにすることに決めた。こうなると「カレーの口」になってしまい、お昼ごはんの時間が待ち遠しい。わたしはややフライング気味にセブンイレブンへ向かった。

店頭には「カレーフェス」と書かれたのぼりが風に揺れ、お店に入ると存在感のある大きなPOPが出迎えてくれる。

どのカレーも美味しそうに見えるが、会社の同僚がおすすめしてくれたのは「銀座デリー監修 カシミールカレー」だった。わたしが辛いのが好きと言っていたからだろうと思うが、よく見ると「激辛チキンカレー」と書かれている。わたしは鶏肉が苦手なのだ。

断念しようかと思ったが、チキンは息子に食べてもらうことにして、カシミールカレーを買うことにした。

ちなみに息子の分は「エリックサウス監修 チキンビリヤニ」。これも美味しそうだけど、チキン…

エリックサウス監修 チキンビリヤニ
エリックサウス監修 チキンビリヤニ

わたしのカシミールカレーはイメージ写真と実物が全然違う印象だ。チキンを取りのぞいたからなおさらだ。

銀座デリー監修 カシミールカレー
銀座デリー監修 カシミールカレー

でも実際に食べてみると深みのある辛さで内臓に直撃する。ご飯の量があまり多くなく、一気に食べ終わってしまった。価格は594円で意外と安いと思っていたが、量が少なめだった。でもまた食べたいと思う味。

セブンイレブンの「カレーフェス」ではスパイスカレーのおにぎりなどもある。しばらくはお昼ごはんはカレーになりそうだ。

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2022年8月5日(土)|ストレスチェック

今週は会社の仕事がバタバタでクタクタな毎日だった。新しく入社した人のお世話をしたり、業務上の運用の変更が重なったりで、とにかく毎日が嵐のように過ぎ去った。

子どもたちが夏休みなのでお弁当をつくる必要がなく、ふだんに比べると家事の量が減っているにもかかわらず、身体的な疲労が激しい。毎朝のウォーキングができない日もあった。

だけど、実は精神的な疲労はあまり感じていない。自分でも不思議だ。

ちょうど年に1回会社で実施されている「ストレスチェック」でもA〜Eの5段階評価でAと判定された。このストレスチェックでは「ストレス反応」「ストレス要因」「影響要因」を細かく分析してくれ、それぞれにアドバイスが記載されている。

今回の結果では「ストレス反応」は見られないものの、「ストレス要因」として3つのポイントが挙げられていた。

ストレス要因

  • 仕事のコントロール度の低さ
  • 仕事量に対する負担感
  • 仕事の性質上の負担感

まさにその通りだ。精神的な疲労はあまりないとは言え、もちろんストレスがないわけではない。今のところ指摘された3つの要因はわたしにとっては許容範囲なので、大きなストレスにはなっていないようだ。

会社の仕事に関しては「ゲーム感覚」でこなしている感じがする。だからクタクタになってもメンタルは安定しているのだろう。

だけど、会社の仕事にストレスがないからと言っても、毎日が充実しているかと言うとそうではない。身体的な疲労があるから、やりたいことができなかったり、プライベートの時間が削られているのも事実だ。

自分がやりたいこともできるように調整していこうと思う。

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2022年8月6日(土)|あえて喫茶店へ行く

今日は午後から京阪電車に乗って四条河原町へ行った。目的地は喫茶店。どこの喫茶店でも良かった。ただ単にコーヒーを飲みながらブログを読んだり、文章を書いたりしようた思い立っただけだからだ。

京阪電車・祇園四条駅で下車し、地上に出るとめちゃくちゃ暑い。マスクを着けるのが苦しいぐらい暑い。四条大橋を渡ってすぐにある「ドトール」へ飛び込んだ。正直なところ、わざわざ四条まで出て来てドトールか…という思いがないわけではないが、ドトールは電源を使える席もあるので使い勝手が良い。アイスコーヒーのLサイズを注文した。

「ドトール」のアイスコーヒー
「ドトール」のアイスコーヒー

充電しながらiPhoneを使えるのは本当に便利だ。

自宅でもできることをあえて喫茶店でやってみた。しかもわざわざ電車に乗って。実際にやってみて感じたのは、文章を書くのは自宅よりもはかどったということ。集中力が高まりスラスラと書けたと思う。ブログなどを読むのは特に変化はなかった。

文章を書く時には気分転換に場所を変えてみるのが自分には合っているのかも知れない。また試してみよう。

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2022年8月7日(日)|「蛇谷ヶ峰」に登る

大学時代のアルバイト仲間に誘われて去年からはじめた登山。今年はタイミングが合わず、今日が久しぶりの「山部」の活動だ。

早朝5:00に起きて滋賀県高島市の「くつき温泉てんくう」に向かう。ここがゴール地点になる。登山仲間と合流し、クルマ1台に乗り込み、朽木栃生の登山口へ移動。ここがスタート地点だ。

7:30に朽木栃生の登山口から本日の登山スタート。曇り空でそれほど気温も高くなく、コンディションは悪くない。

登りはじめの勾配はけっこう急な印象だったが、どうやらわたしは登りには強いようで、比較的速いペースでも登ることができる。2時間弱ほど歩くと「イクワタ峠」に到着した。ガスってる!!

イクワタ峠
イクワタ峠

見晴らしの良い景色が見られないのは残念ではあるが、幻想的な雰囲気になるのでこれはこれで悪くない。

少し開けた場所を通る瞬間に涼しい風が吹き抜けるのが爽快だ。だけど、今日はとにかくハチに追い回される時間が長かったのが不快。と言うか、怖かった…

実は去年も「山部」で登山をした時にわたしはハチに追われたことがあった。もしかしたらわたしが飲んでいた「ソルティライチ」に寄って来ているのでは? ということになり、次回から持参禁止を言い渡された。たしかにソルティライチは甘いにおいが強いのでもしかしたら原因かも知れない。

ハチに追いかけながらも、なんとかスタートから4時間半ほどで「蛇谷ヶ峰」に到着した。

「蛇谷ヶ峰」は山頂から琵琶湖方面を眺めると「蛇」が見えるからその名前がついたそうだ。「蛇谷ヶ峰」に到着するころにはすっかりガスも消えており、麓に大きな蛇が現れた!

「蛇谷ヶ峰」からの眺め
「蛇谷ヶ峰」からの眺め

…が、クリッとした目(木)もあり、想像していた蛇とは違ってずいぶんかわいい!

山頂から蛇が見られたのは良かったが、もうひとつ期待していたことがあった。偶然ではあるが、この日は「自衛隊フェスタ50・70 in 滋賀高島」が開催されており、ブルーインパルスの展示飛行が行われることになっていたのだ。

「もしかしたら山頂からブルーインパルスが見えるのでは? 」と楽しみにしていたのだが、残念ながらタイミングが合わなかった。

蛇谷ヶ峰からの下山はめちゃくちゃ速く、1時間ほどでゴール地点に到着。

ちょうどそのころにブルーインパルスの飛行がはじまったようで、遠くの方で飛行するブルーインパルスがわずかに見えた。

下山後は「ご褒美」として「朽木旭屋」で十割蕎麦と鯖鮨をいただく。わたしはこのご褒美のために山に登っていると言っても良いほど、下山後のグルメが大好きだ。

「朽木旭屋」でご褒美
「朽木旭屋」でご褒美

不思議なもので、久しぶりに山に登るとまたすぐに登りたくなる。「山部」の仲間と次の計画を立てるのも楽しみのひとつだ。

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2022年8月8日(月)|1日20,000歩

会社で利用を推奨されている「HELPO」というアプリがある。

「HELPO」は医師・看護師・薬剤師が24時間365日、チャットでの健康医療相談乗ってくれるヘルスケアアプリだ。

「HELPO」の基本機能

  • 健康医療相談・薬剤師相談
  • 病院検索
  • オンライン診療
  • HELPOモール
  • 歩数計

正直なところ、わたしはこれまで「HELPO」を使ったことはほぼない。職域でのワクチン接種の予約をする時に必要だったので使ったぐらいだった。

先日、会社の同僚が「HELPO」でウォーキングイベントが開催されることを教えてくれた。8月7日(日)〜20日(土)の期間内に参加者で歩数を競うのだ。上位にランキングされると賞品がもらえるらしい。

このイベントがあることを教えてくれた同僚とは別の同僚もエントリーをしたらしく、それがわたしの闘争心に火をつけた。ちょうどイベント開始初日は登山の予定があったので、歩数を稼ぐことができる。

昨日登山を終えて自宅に戻り歩数を確認してみると26,996歩を叩き出していた。わたしの世代だと1日あたり8,000〜10,000歩程度歩くのが健康に良いとされているらしいので、この日はかなりの歩数を歩いたことになる。

わたしは会社の同僚に「HELPO」の歩数のスクショを自慢げに送りつけてやった。すると会社の同僚からもスクショが返って来た。

22,787歩!!!

圧倒的な差を見せつけるはずがなんと大差なかった。このことがさらにわたしのモチベーションを高めてくれた。

絶対に勝ーーーつ!!

わたしは毎朝のウォーキング時間を長くすることを決めた。いつもより早く起きて歩く。

そもそも自分は1時間あたりどれくらいの歩数で歩いているのだろうか。今朝のウォーキングで計測してみることにした。いつも通りのペースで歩くとだいたい1時間で6,000歩程度歩けることがわかった。

休日ならともかく在宅勤務の日に8,000歩〜10,000歩も歩くのはけっこうきつい。意識して歩かないとクリアできない数字だ。

そう思いながら「HELPO」のウォーキングイベントの注意事項を読んでいると、こんな記載があった。

ランキングに換算される歩数の上限は1日20,000歩までとします。

どれだけ歩いても1日20,000歩しかカウントされないらしい。つまり昨日わたしが叩き出した26,996歩も20,000歩になってしまうのだ。

「くそーーー!!! なんじゃそりゃー!!! 」

わたしのモチベーションは一気に下がりかけた。だけど、そこでわたしは気づいてしまったのだ。

毎日20,000歩歩き続ければ絶対に1位になれるということに!!

もちろん毎日20,000歩を歩く人はほかにもいるだろうから単独で1位というわけにはいかないかも知れないし、最終的に同数で1位になった場合は1日あたりの平均歩数で順位をつけられることになるかも知れない。だけど少なくとも1位になる可能性がある作戦だ。

わたしの歩行速度だと10分1,000歩だから毎日20,000歩歩くためには3時間20分は必要だ。体力よりもこの時間を捻出できるかがポイントになりそう。

とりあえず2日目も20,000歩は達成した。残り12日。

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2022年8月9日(火)|「チキンラーメン」である理由がない

在宅勤務のデメリットのひとつにお昼ごはんにカップ麺を食べてしまう割合が多いことが挙げられる。

仕事がバタバタと忙しい日にはついついT-falの電気ケトルでお湯を沸かし、カップ麺にお湯を注いでしまうのだ。今日のお昼ごはんもカップ麺だった。

先日スーパーへ買い物に行った時に見つけた「チキンラーメンどんぶり 黄色いマイルドカレー」。

チキンラーメンどんぶり 黄色いマイルドカレー
チキンラーメンどんぶり 黄色いマイルドカレー

ほかにも「チキンラーメン汁なしどんぶり 純喫茶のナポリタン」「チキンラーメンビッグカップ 純喫茶のピザトースト風トマト&チーズ味」という異色のラインナップが揃っていたが、一番ふつうなのを選んでしまった。以前ならほかの2つのどちらかを選んでいたと思う。いや、3つとも試しに食べていただろうか。守りに入ってしまった。

ふたを開けると中には粉末スープの小袋が入っていた。粉末スープを入れてからお湯を注ぐのが通常のパターンだが、これは後入れとのこと。ちゃんと粉末が溶けるのか心配だ。

粉末スープ
粉末スープ

お湯を注いで3分待ち、粉末スープを入れる。粉末はすぐにお湯に溶けカレーの良いにおいが漂って来た。美味しそうではあるが、良いにおいなだけに不安もあった。

「カレーヌードルと同じにおいがする…」

わたしはお箸で麺をつかみ、カップの中でぐるりと円を描くようにスープをからませてから口に運ぶ。

「うむ、美味しい。」

味は美味しいがやっぱり予感は的中してしまった。これは「カレーヌードル」だ。少しまろやかになった「カレーヌードル」。わたしはがんばって「チキンラーメン」を探してみた・・・・・が、見つからない。

「これだと『チキンラーメン』である必要はないんだよなぁ。次は別のやつを食べてみるか。」そんなことを考えながらわたしは仕事に戻ったのだった。

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2022年8月10日(水)|2桁勝利&2桁本塁打

歴史的な一日になった。

なんのことかって、そりゃあ大谷翔平のことだ。ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平がオークランド・アスレティックス戦に先発し6回を投げ無失点で今シーズン10勝目を挙げたのだ。

この勝利で大谷翔平はベーブ・ルース以来104年ぶりに「2桁勝利&2桁本塁打」の偉業を成し遂げた。今日の試合では投手としての1勝だけでなく、25号のホームランも放ち、現時点では10勝・25本塁打。

どちらか一方の記録だけでも十分素晴らしいのに、投手としても打者としても大谷翔平は超一流だ。

たまたま最近、ライティングのできるフォトグラファーさんに出会うことがあった。文章を書くスキルと写真を撮るスキルを兼ね備えた二刀流だ。しかもこれらのスキルはどちらも「記事」という同じフィールドで使うことができる。これは強みだ。

大谷翔平級の二刀流とまではいかなくても、異なる複数のスキルを身につけ磨き続けることは強力な武器を持つことであり、鉄壁の防具を装着することでもある。自分自身もスキルの棚卸しをして磨きをかけたい。

ところで、ベーブ・ルースの持つ2桁勝利&2桁本塁打の記録は13勝・11本塁打だ。現時点で本塁打は大谷翔平が大幅に上回っているので、投手としてあと4勝することができればベーブ・ルースの記録を完璧に上回る。

登板機会は4回以上残っているだろうし、全勝を期待したい。

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2022年8月11日(木)|旧・伏見街道

ヘルスケアアプリ「HELPO」のウォーキングイベントで上位ランクを目指すべく毎日20,000歩を歩いている。

直線コースを歩く方がどこまで歩けば何歩になるか計算しやすいので、ウォーキングイベントがはじまってからは自宅の近くを南北に走る道路を歩いている。この道路は豊臣秀吉よって開かれたと言われ、古くは「伏見街道」と呼ばれていた。

旧・伏見街道は北は五条通にはじまり、南は京阪電車・伏見桃山駅あたりの京町通りへつながる。全長6kmほどの道路だ。現在では場所によって名前が異なり「本町通」や「直違橋通」と呼ばれる。Googleマップを見るとわたしの自宅近くでは「奈良街道」と記されていた。

さすがに旧・伏見街道の全長約6kmを端から端までを歩くのは大変なのでそのうちの約4kmを往復している。

生活道路なので日中はクルマや自転車も多いが、わたしがウォーキングをしている早朝や夜は人通りも少なく歩きやすい。特に朝は東側から強い日差しが差し込むが住宅や店舗などで陰になる部分が多くなる。

このことはなんとなく実感していたのだが、休日の今日はいつもより長く歩くためにコースを変えたことで、なんと東側に向かって歩き続けないといけない部分ができてしまった。あまりの暑さに額からは一瞬で汗が噴き出した。

こんなことなら直射日光を受けにくい旧・伏見街道を端から端まで歩く方が良かったと思う。気をつけないと熱中症になってしまうところだった。

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2022年8月12日(金)|夏休みがない会社

わたしが働いている会社には「夏休み」がない。その代わりに7月〜9月は有給休暇の取得を推進する期間とされており、一般的な「お盆休み」に合わせて有給休暇を取得する社員が多い。

今年は8月11日(木)が祝日(山の日)だったので、12日(金)に有給休暇を取得する人が多かった。わたしもそうした。

同じく有給休暇を取得した会社の同僚といっしょに京都・大原を散策したのだけれど、会社のメールが気になってついついメールチェックをしてしまう。案の定、取引先からのメールはもちろん、社内の人からもけっこうな数のメールが届いており、中にはわたしのところでワークフローが止まっているものもある。

会社自体は休業日ではないので仕方ない。仕方ないが、せっかくの休みなのに気持ちが落ち着かない。

出勤している会社の人とやり取りをすると「あ! 今日はお休みされているんですね! 」と言われる。ほとんどの場合(お休みのところごめんなさいね…)という気持ちで言われているのだとは思うが、意外と繊細なわたしはついこう思ってしまうのだ。

(わたしは働いてるのにあなたは休めて良いですね…)と思われてるのでは??

相手には決して他意はないと思うし、世間一般的にもお盆休みなのでワークフローが止まっても、顧客対応ができなかったとしてもそれほど大きな影響はないだろう。

だけど、どうしても気になってしまうのだ。で、帰宅してから会社のパソコンを立ち上げ、メールで社内外の対応をしてしまった。休暇の日に業務をするのも良くはないのだけれど、「自分ボール」の状態がいくつもあるとそれこそ落ち着いて休暇を楽しむことができない。なので、自分のために対応をしたのだ。

本当は会社全体が休みになる方が安心して休めるんだけどなぁ。

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2022年8月13日(土)|ちょっと変わった小学生

夏休みだからだろうか、朝から少し変わった小学生に出会う1日があった。

早朝のウォーキングをしていると、向こうから男の子がひとりで歩いて来る。おそらく小学校2年生ぐらいだ。ぽっちゃりめのその子は鼻歌を歌っていた。まだ朝の6時半過ぎだったので、小学校低学年の子どもがひとりで歩いていることに違和感があったが、鼻歌を歌うぐらいごきげんだったので心配することはないだろう。

次に出会ったのはひとりで電車に乗っていた小学校5年生ぐらいの男の子。ちょうどわたしの向かいの席に座っていた。スマホでYouTubeを観ているようだ。向かいに座っているのになぜYouTubeを観ているのがわかったかと言うと、その男の子はイヤホンをせずにそこそこの音量で動画を視聴していたからだ。

時々「あーーー!! 」とか「うわーーー!! 」とかの絶叫が聞こえて来るからその度にまわりの人が驚いて男の子の方を見るが男の子は動画に夢中なのかまわりの視線は気にならないようだ。わたしはまわりの大人たちが困惑しているようすを見て楽しんだ。

結局だれからも注意されることなく、男の子はYouTubeを見ながら電車を降りた。

「変わった子やったなぁ。」と思いながら改札を出ると、今度は柱にもたれかかって地べたに座る、小学校高学年ぐらいの男の子がいた。ひとりでスマホをいじっている。改札の目の前にある通路なので人通りは多い。まわりが気にならないのだろうか。

家に帰って、中学生の娘に電車の中でYouTubeを見ていた小学生の話をすると「えー! やべーやつやな! 電車の中では静かにしなさいって教えてもらってないんかな。」と言った。電車の中でイヤホンなしでYouTubeを見るのがジェネレーションギャップじゃなくて良かった。

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2022年8月14日(日)|#c100コスプレ

この週末(13日・14日)に「2022 コミックマーケット100.」が開催されたらしい。通称「コミケ」だ。

「コミケ」のことはくわしくは知らないのだけれど、これまでもコスプレが話題になっていることはなんとなく知っていたが、その程度の知識しかない。

今年はいろいろなところから「このコスプレがおもしろい! 」「すごいコスプレ!! 」という声が聞こえて来た。一番はじめに教えてくれたのは中学生の娘だった。

「とっと見て! もうネタにされてる!! 」そう言いながら見せてくれたのはある事件の容疑者のコスプレだった…

ヘアスタイルが特徴的なので伝わりやすいのかも知れないが、こういう人もコスプレの対象になるのかと驚いた。

今度は知人からさらに衝撃的なコスプレが送られて来た。ヤマダ電機のコスプレだったw

いや、これはもうコスプレと言うか「仮装大賞」の方が合ってるんじゃないかと思った。それにしてもクオリティが高いw

Twitterで「#c100コスプレ」「#C100_cos」「#コミケコスプレ」などのハッシュタグで検索するといろんなコスプレが出て来て、ついつい見入ってしまった。

郵便局員さんのコスプレ(←職員さんがそのまま来てるだけじゃないのかと思った! )とか、TMRのコスプレとか声出して笑ってしまう!

「うぉー!! すごい!! 」と思ったのは『ジョジョの奇妙な冒険』のジョセフ・ジョースターに金属が吸い付いてるマライア戦のコスプレだ。マンガのコスプレはシーンを想起させるものが個人的には好きかも!

ぜひTwitterで「#c100コスプレ」を検索してほしい。ほかにもおもしろいコスプレが盛りだくさんあるから。

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2022年8月15日(月)|ダイニングテーブルで宿題

中学生の娘には自分の部屋があるが、時々ダイニングテーブルで勉強をする。

今日は友だちとLINEで通話をしながら、ダイニングテーブルで夏休みの宿題をやっていた。LINEで通話をしながら勉強をするスタイルは自分が子どものころにはなかったスタイルでうらやましく思う。(このスタイルが良いのか悪いのかは別として。)

楽しそうなので、わたしは娘の向かいに座り、ブログを書くことにした。

勉強が行き詰まったのか、娘たちは絵を描きはじめたようだ。どちらが上手に描けるか勝負するらしい。

おもしろそうだ。

わたしも参加させてもらうことにした。テーマは自分の好きなキャラクター。わたしは『ドラゴンボール』のベジータを描くことにした。(別にベジータが好きというわけではないのだが、わたしにとってベジータは描きやすいのだ。)

10分ほど経って3人で見せ合った。娘の友だちは初音ミクを描いていた。10分で描いたとは思えないほどのクオリティ! きっとふだんから練習しているのだろうと思う。

娘は『ドラゴンボール』のゴジータ(悟空とベジータがフュージョンで合体したキャラクター)を描いていた。親子そろって『ドラゴンボール』のキャラクターとは…

娘は友だちに「上手い! 」とほめられて上機嫌だった。わたしも娘の友だちにほめられて上機嫌。

本当は家に遊びに来てもらったり、遊びに行かせてもらったりする方が良いのだろうが、それは大人の価値観なのかも知れない。娘たちは楽しそうにコミュニケーションを取っている。

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2022年8月16日(火)|二度目の伊吹山ナイトハイク

伊吹山ナイトハイクにチャレンジした。今回で2度目だ。

伊吹山は滋賀県と岐阜県にまたがる山で、標高は1,377m。古くから霊峰とされており『古事記』や『日本書紀』にも登場する。

登山をはじめた昨年(2021年)の8月に満点の星空と山頂でのご来光に期待をふくらませて山道を歩いた。

ところが山頂が近づくに連れ霧がかかりはじめた。日の出を迎える時間になってもどこから太陽が昇って来るのかわからないほどあたりは真っ白だった。しかも風が強く、真夏と言うのにフリースとウインドブレーカーを着込んだほど。

日の出時刻がかなり過ぎてからわずかに雲の間から太陽が見えたのがせめてもの救いだった。

本来であればその時のリベンジをと意気込むところだが、今回はそんな気負いはなかった。なぜならはじめから天候があまり良くないことはわかっていたからだ。実際、伊吹山の登山口に到着した時点で、かなり低い位置でもガスがかかっているのがわかった。

深夜1:00に登山口に入り、(一応)日の出時刻までにはよゆうを持って登頂するスケジュールだ。

伊吹山は標高は1,000mを超えるが登山ルートがわかりやすく、登山道沿いはほとんどの視界が開けているので、夜間でも道に迷うリスクは低い。登山仲間によると夏場は日差しをさえぎるものがないので、日中に登る方がキツいらしい。

1合目、3合目と山頂にはトイレがあるのもありがたい。

この日は登山口から1合目ぐらいまでは風がほとんど吹いておらず、少しじめじめとしていたが、そこから先は空気が変わり時折涼しげな風も感じられるようになった。星ひとつ見えない曇り空だったが、もともと期待していないので気にはならない。

夜景は見える
夜景は見える

5合目を過ぎたあたりから少しずつガスがかかりはじめた。視界は良くないが、清涼感があるためだろうか、昨年よりも登りやすい。

ただ8合目あたりからは風が強くなり、少し恐怖を感じる。早く山頂にたどり着きたい。雨が降っていないのが幸いだ。

日の出前にはなんとか山頂に到着。山頂は濃霧に包まれており、ほんの数メートル先にあるはずのトイレの位置も確認できないレベル…!!

濃霧に包まれた山頂
濃霧に包まれた山頂

ご来光を待つ意味はなかったが、少し休憩。明るくなってから下山した。今回は期待していなかったが、やっぱりご来光は見てみたい。

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2022年8月17日(水)|漂う“化石”感

会社の同僚がB’zのDVD『once upon a time in 横浜 ~B’z LIVE-GYM’99 “Brotherhood”~』を貸してくれた。

最近はDVDを観る機会がなかったのですっかり忘れていたが、うちにはDVDプレイヤーが無かった。

ふだん使っているMacBook AirにもDVDドライブがないので、古いiMacに挿入してみたのだか、なぜか再生されずに出て来てしまった。

どうしたものかと困っていたが、そうだ、「プレステ4」があった。そう思ってプレステにDVDを入れようとしたのだが、わたしはプレステ4でゲームをすることもないので、なんとディスクの入れ方がわからなかったのだ。

娘に「これどうやって開けるんやったっけ…?? 」と聞くと娘は「はぁ?? 」といった感じの表情でわたしを見た。

娘の突き刺さるような視線でハッとなった。そう言えば、わたし自身も親にiPhoneの使い方を教えている時に「なんでわからんの? 」と思ったことが何度もある。その時と同じような気持ちを娘はわたしに対して抱いているのだ。

なんだかいろいろと情けなくなってしまった。

娘に教えてもらい、なんとかプレステにB’zのDVDを入れると娘がプレステのリモコンで再生してくれた。映像がながれた瞬間に娘が「古いやつやねんな。画質が悪い。」と言った。最近の映像に比べると当然のことではある。映像の縦横比が違うのも時代の違いを感じる。

だけど映像のB’zからは昔の楽曲という印象は一切感じない。これはもうちょっとじっくりと鑑賞したい。レンタル期間延長だ。

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2022年8月18日(木)|淀屋橋

梅田にある会社のオフィスへ行く時は京阪電車・淀屋橋駅から歩いている。徒歩15〜20分ぐらいだ。

土佐堀川に架かる淀屋橋、堂島川に架かる大江橋からの眺めが良く、会社の行き帰りの癒しになっている。

こちらは朝の淀屋橋からの眺め。水面がキラキラと光り、これから仕事をしに行くことなんて忘れさせてくれる。

淀屋橋からの眺め
淀屋橋からの眺め

仕事帰りは大江橋からの眺めが好きだ。青くライトアップされた中之島ガーデンブリッジに癒される。こんな感じ。

大江橋からの眺め
大江橋からの眺め

今日は1日の歩数20,000歩をクリアするために、淀屋橋から北浜まで歩いてみた。このエリアにはいくつもの魅力的な建物がある。日本銀行大阪支店旧館や大阪市役所、大阪府立中之島図書館が西から東へ順番に並んでいる。

中でも大阪市中央公会堂は圧巻。ただ単にiPhoneのカメラを向けてシャッターを押すだけで雰囲気のある写真が撮れる。

夜の大阪市中央公会堂
夜の大阪市中央公会堂

こんなところにも会社へ行く楽しみのカケラは落ちているのだ。

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2022年8月19日(金)|リモートワーク時代のOJT

8月から中途採用で配属された人が2週間の研修期間を経て今日からOJTを開始することになった。

「研修期間を経て」と言ってもひたすら研修動画を見続けただけなので、きっとほとんど理解はできていないだろうなと思う。

そして今は在宅勤務が中心のワークスタイル。日々の仕事をこなす上ではほぼ問題のない在宅勤務だが、OJTは想像以上に難易度が高かった。

複数の業務システムを使いながら仕事を進めるのだけれど、操作方法を教えるのも一苦労だ。まず相手の画面を「Google Meet」で共有してもらい、こちらから指示を出しながら進める。

「入力が完了したら画面の右下にある『次へ』というボタンを押してください。」

これぐらいならわかりやすいのだけれど、少しでも複雑になるとお互い混乱が生じる。

「画面をもう少しだけ下にスクロールさせて、右側にある『選択』というボタンを押すとプルダウン式のメニューが表示されます。そこから◯◯を選んでください。」

こんなふうに伝えて共有される画面を見ていると、スクロールし過ぎてしまったりする。

「あー、通り過ぎちゃいましたね。もうちょっと上に戻ってください。」

すると今度は上の方に通り過ぎてしまう。

相手が慌てないように心がけているつもりだけれど、本人は中途入社で早く仕事を覚えないといけないと気負っているからうまくいかない時は焦ってしまうのだろう。

実際に隣にいて説明すれば一瞬でわかることもリモートではスムーズに進まない。本人が業務システムの操作に慣れるまではお互いに出社する回数を増やして対面で教えようとは思うが、大変な反面ちょっとおもしろいなとも感じている。

どういう伝え方をすればわかりやすいか、どういう聞き方をしてもらえばこちらが答えやすいか、効率良く進めるためにはどうすれば良いか、どんな工夫をすればお互いがストレスを感じにくいかなど、いろいろ考えないといけない。

今までとは違うワークスタイルなのだから「成長の機会」と考えて前向きに取り組もうと思う。

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2022年8月20日(土)|おっさんビジネス用語

『今田耕司のネタバレMTG』という番組を見ていたら「若者には伝わらないおっさんビジネス用語」というテーマが取り上げられていた。そう言えば少し前にTwitterで見かけたテーマだ。

番組で取り上げられていたのはこんな言葉だった。

「おっさんビジネス用語」の例(1)

  • なるはや
  • 全員野球
  • ツーカー
  • いってこい
  • 一丁目一番地

残念ながらわたしは全部意味がわかってしまった。おっさんだ。いっしょに見ていた娘はどの言葉もわからないといった表情を浮かべている。

それにしても「なるはや」も「おっさんビジネス用語」なのかあ。「なるはや」は「なるべく早く」を略した言葉だが、会社でもよく耳にする気がするし、自分でも使っていると思う。

「同じ意味の「ASAP(as soon as possible=できるだけ早く)」と言われるよりは「なるはやでお願い! 」と言われる方が「なるべく早くやろう」と思えるけどなあ。

続いて「おっさんビジネス用語」で例文をつくろうというコーナーになった。出題されたのはこの3つ。

「おっさんビジネス用語」の例(2)

  • 鉛筆なめなめ
  • ガラガラポン
  • ロハ

ん!? 「鉛筆なめなめ」「ガラガラポン」はまあわかるが「ロハ」はまったくなんのことかわからない。聞いたこともない言葉だった。

「ロー(low)」と「ハイ(high)」の組み合わせなのかな…と想像してみるが、どうだろう…??

すると娘が「あっ!! 『ロハ』はわかるかもー!! 」と言う。「えっ!? なになに?? なんでわかるん?? 」とわたしは興味深く聞き返す。

「たぶん『無料』ってことやと思う!! なんかゲームで出て来てん!! 」

正解は娘が言う通り「無料」だった! 「只」という漢字を上下に分解すると「ロハ」になるからだそうだ。

それにしてもうちの娘はゲームやらYouTubeやらで変な知識を身につけているのでおもしろい。

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2022年8月21日(日)|修行僧

いろんな世界があって、いろんな人がいるということをあらためて思い知らされた。

それは「修行僧」と例えられる、JALやANAの上級会員資格を目指す人たちのことだ。

わたし自身は特に最近は旅行する機会そのものがなくなってしまったが、以前から旅行はクルマを利用することが多く、飛行機に乗ることはほとんどなかった。なので、わたし自身は「マイルをためる」という経験をしたことがない。

まわりにはたまったマイルを使って格安で海外旅行をして来たという人は何人もいるし、そんな話を聞くたびにうらやましいなとは思っていた。

だけど「修行僧」と言われる人たちは次元が違う。

JALの上級会員資格は「JALグローバルクラブ(JGC)」、ANAの上級会員資格は「ANAスーパーフライヤーズ(SFC)」と呼ばれ、上級会員資格は一度手に入れると半永久的に保持できるそうだ。

なので、上級会員資格を得るために飛行機に乗る。

ふつうは旅行や出張などの目的があって飛行機に乗るが、上級会員資格を得るのが目的の人たちはただただ飛行機に乗る。例えば札幌と沖縄を1日で何度も往復したりするそうだ。

せっかく飛行機に乗って沖縄に行っても空港から出ることさえなく、そのまま今度は札幌へ行く。だから同じ行きと同じCAさんといっしょに帰ることもあるらしい。

この過酷さゆえに「修行僧」と呼ばれるのだ。

当然メリットがあるから「修行」をするのだろうけど、せっかく飛行機で札幌や沖縄に行っているのに空港から出ずに引き返すなんて自分にはとうていマネできない。

でもまあ「修行僧」とは言いつつも、そもそもお金も時間も無ければこんなことはできないので、毎日馬車馬のように働いている自分の方がよっぽど修行の身だなぁと思った…

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2022年8月22日(月)|気だるい一日

日曜日はめずらしくお酒を飲む機会があった。ふだんはいわゆる晩酌もしないし「どうしてもお酒を飲みたい!! 」という気持ちになることも滅多にない。

飲み会に参加していたほかの人たちもアルコールを注文する人は少なく「ああ、良かった! 」と安心したのだけれど、なぜかわたしはアルコールを注文したのだ。ソフトドリンクを注文すれば良かったのに。

お酒に強くもないので、ほんの少し(ソフトドリンクに毛が生えたような)なんちゃらサワーを飲むだけで気持ち良く酔える。安く済んで良い。

結局、何杯かのアルコールを注文したのだけれど、当日は気持ち良くすごせた。たまにはお酒も良いもんだと思っていた。

だけど、問題は翌日だった。なんと言うか、朝から気だるい感じがするのだ。二日酔いになるほどの量は飲んでいない。(そもそも昔から二日酔いになったことはほとんどない。)

自分のカラダにはアルコールが合っていないんだなと痛感した。当日は良くても翌日に“キレ”がなくなるのだ。カラダのキレも、アタマのキレもない。

会社の仕事も忙しく、なんだかよくわからない感じのまま1日が終わってしまった。楽しみにしていた高校野球の決勝戦もいつの間にか終わっていたのはショックだった。

今度お酒を飲むとしたら次の日は休みの日にしよう。

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2022年8月23日(火)|施されたら施し返す

「『忙』という漢字は『心が亡くなる』と書く」という話をふと思い出す。

「忙しいと心が落ち着かない」という解釈が一般的だが、今の自分は漢字の通り忙しすぎて心が亡くなりそうだ。

これまでも仕事はずっと煩雑ではあったが、お盆休み明けでいつも以上に依頼が増えたのに加え、8月に中途採用で配属された同僚のOJTがはじまった。

在宅勤務が中心なのでOJTもリモートで行う。「Google Meet」を使うとパソコンの画面を簡単に相手に共有することができ、通話もできる。対面しなくてもOJTはできるのだ。

だけど、実際にやってみるとストレスがすごかった…! 画面を共有してもらいながら業務の内容を確認したり指示を出したりするのだけれど、思った以上に目や耳に負担がかかるのだ。「Google Meet」をつないだままというのもわたしのようなサボリーマンにとっては監視されているかのような気持ちになってしまう。

…とは言え、わたし以上に相手はストレスに感じているだろうからこの負担はガマンするしかない。

そんな状態でも仕事がどんどん振られ、タスクが山積みになっていく。思わず「あーーー!! 」と絶叫したくなるぐらいだ。

わたしは仕事を丸投げされるのがきらいだ。依頼者がなにも理解していないまま、ぶん投げて来るのが受け入れられない。

だけど、今、自分自身がその状態に陥っている。自分が業務の内容をきちんと理解してから次の部署へ依頼するゆとりがない。それぐらい忙しいのだ。まさに心を亡くし、仕事をぶん投げた。

丸投げされた人はきっと以前のわたしと同じような気持ちを抱いていると思う。だけど、その人は内容を読み解き、不足している情報をまとめてくれた。しかもそういう人が自分のまわりには何人もいたのだ。

忙しさで亡くした心が生き返った。

わたしが仕事を丸投げした人に直接恩返しができれば良いが、とりあえず今は自分が丸投げされた仕事も大きな心で受け止めようと思った。だれかに助けてもらったらだれかを助ける。そうしよう。

…ん? これが「施されたら施し返す、恩返しです。」か!!

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2022年8月24日(水)|水曜日の夜

わたしは『水曜日のダウンタウン』が大好きだ。中学生の娘も『水ダウ』が大好き。

なので、水曜日になると「今日『水ダウ』ある? 」とか「『水ダウ』あるし早くお風呂入りや! 」などといった会話をする。

この日の『水ダウ』はこんな2本立てだった。

  • 事務所が痛みを伴う罰ゲームのために「特別な訓練」の講習を開催しても昨今の状況なら受け入れちゃう説
  • 鯉のエサ消費地No.1決定戦

1本目の説の尾形(パンサー)がめちゃくちゃおもしろかった。と言うか、仕事に対する信念が見えてかっこいい。尾形は『水ダウ』でお笑い芸人としてのおもしろさも、人間的な魅力も引き出されている。

さて、こんなにおもしろかった『水ダウ』だが、なんと娘は見ていない。ちょうど『水ダウ』がはじまるタイミングで友だち同士のLINE通話がはじまったのだ。

わたしがテレビを見ているすぐ近くでLINE通話をしているので、わたしが『水ダウ』を見てゲラゲラ笑うと笑い声が友だちにも聞こえてしまうので、そのたびに娘は人差し指を口にあて「シーッ!! 」というポーズを取る。

なぜわたしが笑うのをガマンしないといけないのか! 納得はできないが、仕方ない。

「て言うか、友だちは『水ダウ』見てないの!? 見てるやろ!? 」と聞くと娘が友だちに聞く。「みんな見てないってさ。」娘が答える。

すると、今度は娘が友だちに言う。「えーっ!? 仲良くないわ!! 」

どうやらわたしとのやり取りを聞いた友だちに「お父さんと仲良いな! 」と言われたようだ。それを全力で否定された。

ムカつくので『水ダウ』を見ながらゲラゲラと大声を出してわらってやった。娘がにらんで来る。

そんな水曜日の夜の話。

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2022年8月25日(木)|画面共有の恐怖

在宅勤務が中心になりビデオ会議が増えた。会社では「Zoom」や「Google Meet」を使っている。これらのツールがあるから以前のように会議室に集まらなくても会議ができるし、本当に便利になった。

会議のある時だけでなく、特定の時間は部署のメンバーが「Google Meet」をつなぎっぱなしにしている。実際に会社にいる時のように気軽に質問できるような環境にしているのだ。

だけど、便利な道具は使い方を間違えると凶器になる。ビデオ会議のシステムも同じだ。

「Google Meet」は画面が分割され、参加者の顔やパソコンの画面が映し出される。特に顔を映し出す必要はないので、基本的にはアイコンなどが表示されている。音声もOFFにしたままで、質問があれば呼びかけるのだ。

ある時、ふと「Google Meet」を見ると音声のやり取りがないのにある同僚のパソコンの画面が共有されていた。「なにか質問があるのかな? 」と思って待っていたが、音声はOFFのままだ。

すると別の同僚からメッセージが届いた。

「画面共有されてるって気づいてないんですかね? 」

なるほど…! どうやら画面共有されていることに気づかず、作業をしているようだ。

わたしは画面共有されていることを伝えようと音声をONにして呼びかけた。…が、返事がない。何度か呼びかけたのだが、やっぱり返事はなかった。

ちょうどそのタイミングで共有されている画面の動きが止まったままになった。

「トイレに行かれたんですかね? 声、聞こえてないみたいですね。」と先ほどの同僚からメッセージが届いた。

「でもこのままずっと画面が止まったままだと気まずいですね…」と続けてメッセージが来た。

一瞬「気まずい」とはどういう意味だろうと思ったのだけど、そうか、パソコンの画面が動いていない=仕事をしていないという状況が共有されたままだとたしかに気まずい…

いや、それよりも「YouTube」を見出したり、ショッピングをはじめたりするのを共有される方が気まずい。

まあ、でも、画面が共有されていようがいまいが、(ログが取られている)会社のパソコンで変なことはしないだろう。

そう思っていたら共有されている画面が動き出した。業務システムを映し出していた画面が「Yahoo! 」のトップページに変わった。

「えっ!? マジ!? 」

メンバーには女性もいるので、例えば「Yahoo! ニュース」からグラビアを見るだけでも大問題だ。

「これは早く教えてあげないと!! 」そんな使命感でふたたび呼びかけるが、やっぱり反応が無く、画面共有されたままの「Yahoo! 」のトップページでなにかを探している動きをしている。

「あ! そうか! チャットを送れば良いのか!! 」

画面共有をしたままの会社の同僚に急いでチャットで知らせた。

「ありがとうございます… 助かりました…」と返事が来た。

やっぱり「助かりました」なのか。それは良かったw だけど、これは良い反面教師だ。自分も気をつけないと…

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2022年8月26日(金)|サード・プレイス

今週はずーーーっと仕事が忙しい。お昼ごはんをゆっくり食べる時間もないし、夜ごはんを食べてからも仕事をしないと追いつかない。この状況が当分続きそうなのがつらい。

だけどこんな状況だからこそ大切にしたいことがある。

それは家庭、会社以外とのつながりを途切れないようにすることだ。家庭、会社以外のコミュニティは「サード・プレイス」と呼ばれている。

はじめて「サード・プレイス」という考え方があるのを知ったのは2010年ごろだったと思う。

週に1回、会社へ出勤する前の時間を利用して喫茶店に集まりいろんな人と話をするというものだった。いわゆる異業種交流会とは違う。参加者には大学生もいたし、幅広いジャンルの人が集まるので話題も多岐にわたる。その時に知り合った人たちとは今もつながりがある。

人見知りで人と話すのが苦手なわたしだが、この時の経験があるから「サード・プレイス」とのつながりは大切にしたいと思っている。

この日はまったく別の2つのコミュニティのオンラインイベントがあった。1つ目はお昼休みの時間帯、2つ目は夜。仕事がとんでもなく忙しかったのでさすがに2つのイベントに参加するのはむずかしい。どちらかを選ぶか。もしかしたら2つとも参加できないかも知れない…

あきらめそうになったが、ここで脅威の調整力を発揮してなんとか両方のイベントに参加することができた。どちらも自分にとって刺激をもらえる大切なコミュニティ。

「サード・プレイス」で活動することは自分自身のリソースを削ることになるので大変だ。だけどそれ以上に得られるものが大きい。これからも積極的に参加したい。

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2022年8月27日(土)|空手道場でのサポート

2015年に子どもたちといっしょに空手を習いはじめた。当時息子は小学校の低学年で、娘はまだ幼児園に通っていた。

以前は時間を見つけて平日にも道場へ通っていたのだが、最近は時間がなく、平日に空手をする機会はなくなった。時間も無いが、空手をする体力も無いというのが正直なところだ。

土曜日の午前中はほぼ毎週のように道場へ行っている。土曜日は親子で楽しく空手をするという方針のクラス。未就学児も多く、自分自身の稽古をすると言うよりは子どもたちが稽古をするサポートをしている感じだ。

子どもが稽古をするのをサポートするのは意外と楽しく、やりがいがある。小さな子どもほど不安を感じたり、おもしろくないと感じるとすぐに表情に出るのだ。

子どもたちには楽しく空手の稽古をしてほしいからわたしなりに工夫しながら稽古のサポートをしているつもりだ。でも子どもは「楽しむ」から「ふざける」に変わるのが早い。子どもがふざけてしまうとまじめに稽古に取り組んでいる人たちの邪魔になってしまう。

子どもの気持ちを持ち上げつつ、ふざけてしまわないようにするのはなかなかむずかしいのだ。

そんなふうにコミュニケーションを取りながら稽古を続けていると、子どもたちの変化に気づく。はじめて道場に見学に来た時は緊張から泣き出してしまった子や、すぐに親御さんの後ろに隠れていた子が今は堂々と稽古をしている。

いつの間にか背も高くなり、ミット越しに伝わって来るパンチやキックの威力が強くなって来る。小学生になったらもっと力強くなって、試合にも出られるようになるかななどと想像を膨らませる。

だけど、そんな子どもたちも道場を去ってしまう時が来る。今年はふたり目だ。どちらの子も引っ越しが理由だからどうしようもない。仕方ないとはわかっていても残念だ。さみしくなるなぁ。

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2022年8月28日(日)|危険な疲労

お盆休みが終わり、今週は2週間ぶりに5日間まるまる仕事があった。子どもたちの夏休みも終わり、お弁当づくりも再開。さらに中途採用で入社した同僚のOJTなど、疲れる要素がいくつも重なった1週間だった。

それにしても、だ。

平日もできる限り早く寝るようにしたし、土曜日も疲労の回復につとめ、いつも以上に睡眠を多くとった。朝のウォーキングも中断している。それなのに、疲れが全然抜けない。

例えば登山に行った次の日はクタクタになることが多いが、これは心地よい疲労だ。登山の途中に撮った写真を眺めていると身体は疲れていても気持ちは軽くなり、また次の登山が楽しみになる。

だけど、今の疲労は違う。身体だけでなく、頭も心も疲れている感じがする。この疲れ方は社会人になってから何度か経験したことがある。働き過ぎから来る疲労だ。

過労の場合は登山の次の日の疲れのように山頂で撮った写真を見ているうちにやわらいでいくということがない。「次の登山が楽しみ! 」とは思っても「次の出勤が楽しみ! 」とはならない。

若い頃と違って肉体的には確実に衰えているから無理はしないように気をつけないと。

今はおもしろそうなことにどんどんチャレンジしたい気持ちがみなぎっているから、会社の仕事はサボリーマンマインド全開で切り抜けてやる!

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2022年8月29日(月)|鷹の祭典 in 大阪

今日は京セラドーム大阪で開催された「鷹の祭典 2022」へ行って来た。

「鷹の祭典」はプロ野球・福岡ソフトバンクホークスが毎年実施している恒例のイベントで、今年で17回目だそうだ。縁があってこれまでも何度か「鷹の祭典」の日に球場へ足を運んだことがある。

「鷹の祭典」では入場者全員に限定ユニフォームが配布され、選手も同じユニフォームを着てプレイしたりするので、ふだんプロ野球を観ない人やホークスファンでなくとも、まさにお祭り感覚で楽しめるイベントなのだ。

2022年はPayPayドームで6戦、東京ドーム、北九州市民球場、京セラドームで各1戦ずつが開催されるスケジュール。京セラドームでの開催が今年の「鷹の祭典」最終戦だった。

最寄駅のドーム前千代崎駅に到着したのは試合開始の15分ほど前。いつもなら何の問題もない時間だが、わたしは焦っていた。なんとしても始球式に間に合わないといけなかったからだ。

この日の始球式をつとめるのは人気アイドルグループの「なにわ男子」。会社の同僚の娘さんがファンらしく、動画を撮って送ってあげようと考えていたのだ。

駅からドームまで大急ぎで向かい、チケットを何度も確認しながら入場ゲートを探す。(球場の入場ゲートはいっぱいあるからいつも迷ってしまう…)

なんとか球場内へたどり着き、自分の座席を探す。まだ始球式ははじまっていない。間に合った!!

自分の座席を探しながら通路を歩く。

…が、なにやらただならぬ「殺気」を感じた。

恐る恐るあたりを見渡すと、まるでバズーカーのような超巨大な望遠レンズをかまえる女性があちらこちらにいらっしゃる!!

そうか…今日は始球式(だけ)が目当ての「なにわ男子」ファンがたくさん来場しているのだ。

「なにわ男子」が登場するとファンのボルテージが上がり、その一方で「この方たちのジャマをしたら死ぬ…」という緊張感も一気に高まった。

実際「なにわ男子」が登場してからは売り子さんたちもジャマにならないように出入口で身を潜めていた。

わたしも避難したかったが、会社の同僚の娘さんに動画を送るというミッションがある。周囲を確認し、我が身の安全を確保しつつ「なにわ男子」の始球式にiPhoneを向けた。

なにわ男子・大橋和也さんの始球式
なにわ男子・大橋和也さんの始球式

「ちっさ!! 」

球場での撮影はiPhoneには荷が重すぎた。やっぱり「バズーカー」が必要なのだ…

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2022年8月30日(火)|体育が苦手な娘

娘が学校から帰って来るなりものすごく興奮したようすで話しかけて来る。

「とっとー!! 聞いて!! 体育の授業で死にかけたわ!! 」

今日の体育の授業は体育館で行われたそうだ。2人一組になって体育館を走りまわったり、相手の脚の下をくぐったり、まあ、とにかくひたすら動き続けたらしい。

暑さのピークは過ぎたとは言え、まだまだ残暑が厳しい日が続く。この日もむし暑い1日だった。たしかにこんな日に体育館で走りまわるのはキツい。

自分が中学生のころ、真夏の体育館で激しく動き回るバスケ部やバレー部は灼熱地獄にいるようなものだろうなと、野球部のわたしは炎天下のグラウンドから眺めていたものだ。(当時はグラウンドの方がマシだと思っていた…)

1学期の成績表がめちゃくちゃ良かった娘も体育は5段階評価の「3」だった。

そう言えば、前日の体育は水泳で「全然泳げへんかったわー!! 」と言っていた。娘は運動が苦手なのだ。

苦手な授業がある日は学校へ行くのもイヤな気持ちになる。自分の場合は音楽の授業がある日はおっくうだった。

苦手な授業を克服するために一生懸命になるのも良いし、苦手なものは苦手と割り切るのも良い。

いくつになっても苦手なものは必ず目の前に現れる。そういうものだから。

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2022年8月31日(水)|ホモサピさん

iPadを見ていた娘が突然大声をあげた。

「うわーーー!! と、と、とっとー!! ホモサピさんが!! 」

娘が言う「ホモサピさん」とは山や川、海で見つけたいろんな生き物や植物を食べる動画を公開しているYouTuberで、2022年7月27日には『地球は食べ物』という本も出版された。

娘に教えてもらっていっしょに動画を見たことがあるが、知識が豊富でおもしろい。いろんな生き物を食べるので、ちょっとグロい動画もあるが、人間が生きていくというのはこういうことなのだと感じられる。

わたしが大好きな『ザ! 鉄腕! DASH!! 』の人気コーナー「グリル厄介」に通じるものがある。

さて、娘が絶叫したのは2022年8月31日に投稿されたホモサピさんのこんなツイートを見たからだった。

「えーーー!! ホモサピさん、結婚してたんかー!! えーーー!! 」

翌日に「結婚報告」をする前振りという感じのツイートだが、もうすでに「妻」と言ってるのがおもしろい。

そこまでは良かったのだけれど、そのツイートを見てからの娘のようすがおかしい。

「ああ…なんやこの複雑な気持ちは…」みたいなことを言いながら落ち込んでいるようにも見える。

娘のリアクションは好きなアイドル、今時の言葉で言うと「推し」に熱愛が発覚した時のそれに近い。

ホモサピさんの動画はわたしも好きだけれども、親としてはなんと言うか、まだアイドルの熱愛発覚にショックを受けてくれる方が安心できる。ホモサピさんの結婚発表に動揺する娘を見るわたしも複雑な気持ちだ…

こちらが翌日のホモサピさんのツイート。おめでとうございます。

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