ほんとうに大丈夫!? 猫を飼う前に確認したい注意点とあなたの覚悟

ごりら

こんにちは! ごりら@goriluckey)です!!

猫ってかわいいですよね、ほんとうに!

今回は「猫を飼う前に確認してほしい注意点」について。お伝えしたいのは、猫をかわいいと思うことと猫といっしょに暮らすことはまったく別ですよ、ということ。

子どもが猫を飼いたいと言ったらどうする??

実は我が家には猫が4匹もいるんです。もともとはすべての猫が捨てられていた仔猫だったんですよ。

そのうちの2匹はうちの子どもたちの意思によって拾われました。もしかしたら仔猫たちにとってはうちの子どもは命の恩人かも知れないですよね。

捨てられていた仔猫たち
捨てられていた仔猫たち

うちの場合は「捨て猫」でしたが、お子さんのいる家庭では「ペットを飼いたい! 」「いやダメ!! 」という攻防が少なからずあるんじゃないかなと思います。

子どもたちが2匹の仔猫を拾おうとした時、正直わたしは反対でした。気持ち的には「カンベンしてくれ〜」って感じですね。

だって2匹+2匹で4匹ですからね!

…と、わたしの場合は4匹という数の問題もありましたが、そもそも猫といっしょに暮らすというのは思っている以上に困難があるんです。

子どものお願いをついつい聞いてしまう(わたしのような)あまあまな親御さんや、単に「かわいい〜♪ 」という安易な考えで猫を飼おうとしている人が猫を飼う前にもう一度ほんとうに大丈夫なのかを確認してほしいと思います。

猫を飼うと部屋が汚れる!?

生き物を飼う場合は家の中が必ず汚れますよね。それはすべての人が容易に想像できると思います。

ですが、具体的にはどういうふうに汚れるのかはわからないんじゃないでしょうか。

猫の臭い

猫を飼う時に発生する主なにおいを挙げてみました。猫の種類や個体差もあると思いますが、こんな感じでかね。

猫の糞

猫の糞はもちろん臭いです。ただ、糞に関して言うと圧倒的にわたしのヤツの方が臭い!! 猫の糞は乾くとちょっと臭いがマシになります。

うちは気休めていどですが、フタがついているトイレを使っています。

猫の尿

猫は糞よりも尿の方が刺激臭がして臭うんです。縄張りを主張するためなんでしょうけども。

うちの猫の場合、時々クッションなんかに尿をすることもあるんですよ…。絶望的な気持ちになりますね。

尿の臭いを消す脱臭効果のある「猫砂」がいろいろと販売されていますが、これもわたしは気休めだと思っています。尿はほんとうに臭いです!!

脱臭効果のある猫砂
脱臭効果のある猫砂

猫のエサ

うちはそんなに与えていませんが、魚の缶詰タイプは臭いですよ…。わたしは超苦手です。

ふだんは固形タイプのエサを与えていますが、猫としては缶詰の方が食いっぷりは良いですね。

あと仔猫の場合は固いエサを食べることはできないので、魚の缶詰タイプを食べさせるしかありません。

固形タイプのエサも意外と臭い!
固形タイプのエサも意外と臭い!

ええ、固形タイプのエサもけっこう臭います。

猫の体臭

いわゆる「獣臭」はあまり感じたことがありません。ただ、やっぱりいろいろな臭いがするので定期的にからだを洗っています。

たぶんほとんどの猫は濡れるのが嫌いなのでからだを洗うのはめちゃくちゃ大変ですよ…!!

猫の毛

うちの猫はそんなに毛が長くないのであまり気にはなりません。これは品種によってぜんぜんちがうと思いますが。

それでも部屋の隅っこなんかに猫の毛がたまっていることはありますね。わたしは猫の毛が気になるので、以前に比べると掃除機をかける回数が増えました。

嘔吐

猫のことを知らない人はびっくりすると思います!!

猫って毛づくろいをした時に毛を飲み込んでしまうんですね。その毛を吐き出すために猫は必ず嘔吐をするんです!! これは体調が悪いのではなく生理現象なんですよ。

じゅうたんの上で嘔吐することも!!
じゅうたんの上で嘔吐することも!!

糞や尿はきちんとトイレにしますが、嘔吐をする場所は選びません。フローリングの上であれば掃除もしやすいのでまだマシなんですが、じゅうたんの上とかで嘔吐されると最悪です…。

嘔吐をする直前の猫は「オゥエ、オゥエ…」と音を立てるんですが、それがはじまるとあとは祈るだけです。「たのむ、せめてフローリングの上に吐き出してくれ…」と。

猫を飼うといろいろ傷む!?

わたしが猫といっしょに暮らす中で一番困っているのが家の中をいろいろと傷つけられることなんです。

壁もボロボロ…
壁もボロボロ…

やっかいなのは猫は犬とちがってなぜ怒られているのかがわからないということ。だから、怒ってもなにが悪いのかを理解してくれないんですね。

もちろん猫が家の中のものを傷つけるのには理由があります。一番の理由は爪とぎですかね。遊びでやってる場合もあると思います。

猫が爪とぎをするためのアイテムも用意していますし、長くなる前に爪切りもしています。

爪とぎもできるキャットタワー
爪とぎもできるキャットタワー

それでもやっぱりダメなんですよね…。家の中がボロボロにされてしまいます。

家の壁・ふすま

一番強烈なのは家の壁やふすまです。もはや気にするレベルはとっくに通り過ぎています。泣けてくる…。

無惨なふすま
無惨なふすま

ダンボール箱・本・宿題のプリント

うちの猫が大好きなのがダンボール箱です。通販で届いたダンボール箱を部屋に置いておくと爪とぎや噛みつきでボロボロにされます。

ダンボール箱はすぐにおもちゃになる
ダンボール箱はすぐにおもちゃになる

子どもの宿題のプリントなんかも何度も被害にあってます。ああ、そう言えばわたしの会社の書類も猫にかみちぎられて角が無くなったことがありました…。

iPhoneのLightningケーブル

猫は細いひも状のものが大好きでよく追いかけたりします。そういうおもちゃに似ているのかiPhoneのLightningケーブルが特によく狙われるんです。

セロテープで補修…
セロテープで補修…

猫のいる部屋では充電したりケーブルを置きっ放しにしたりしないように気をつけていますが、忘れてしまうこともあるじゃないですか。

iPhoneを使っている人ならわかると思いますが、Lightningケーブルってめちゃくちゃ高いんですよね。そのLightningケーブルを何本食いちぎられたことか…。

人間のからだに与える影響

家の中のものが傷つけられたり、臭くなったりするのは百万歩ゆずってあきらめたとして、人間のからだに影響を与える可能性だってありますよね。

そう「猫アレルギー」です。わたしは猫アレルギーというほどではありませんが、目がかゆくなったりすることもあります。

猫アレルギーになる可能性も!
猫アレルギーになる可能性も!

触れる猫によって猫アレルギーの症状が出たり出なかったりすることもあります。

はじめはアレルギー症状が出なかったのに時間が経過してからアレルギー症状がでることもあるみたいですね。

猫アレルギーを持っているかどうかの事前確認やアレルギー症状を最小限にとどめる工夫の余地はありますが、猫を飼う時には絶対に考慮すべき問題ですね。

猫を飼うとお金がかかる!?

猫に限らず生き物を育てるにはお金がかかります。トイレのように一度だけ買えば良いアイテムもあればエサのように毎月買わないといけないものもあります。

ほんとうにいろいろとお金がかかるので詳しくは説明しませんが、たぶん思っている以上にお金がかかります。

エサ(療法食)

エサにお金がかかるのは誰もがわかると思いますが、猫の体質によって「療法食」を食べさせないといけない場合もあるんです。

実際うちの猫の1匹は肝臓が弱いので療法食を食べています。ふつうのエサに比べると高いんですよね…。

避妊手術

避妊手術は絶対にした方が良いと思います。うちの猫は4匹とも避妊手術をしています。

猫を飼っていない人でも発情期の猫が外で奇妙な鳴き声を上げているのは聞いたことがあるでしょう。

避妊手術をしないと発情期がとんでもないことになりますし、家の外に出て子づくりをしてくることがあるかも知れません。

もしもあなたが飼った猫がメスならあなたの家にさらに多くの猫が生まれるかも知れませんし、あなたの猫がオスなら家の外に野良猫を誕生させるキッカケをつくってしまうかも知れません。

飼い主の責任として避妊手術は必ず行なうべきですし、お金もかかります。

治療

猫が若いうちは大丈夫かも知れませんが、年をとって病気がちになると治療費もかさみます。人間とちがって保険もききませんからね。

我が家にいる猫たちもやがてそういう時期が来るでしょう。うちは4匹ですからね…とんでもないことになるぞ!!

猫を飼う前にもう一度確認しよう!!

わたしは猫を飼うことそのものを否定しているわけではありません。

特に子どもがいる家庭では、子どもが猫と接することで豊かな心の持ち主に成長すると思いますし、プラスに働くこともた〜くさんあるでしょう。

ですが、それだけではないということを強く意識してほしいと思います。猫を飼うことであなたの生活は一変します。これまでの「ふつう」がふつうじゃなくなりますから。

家の中がこんなことになることも!!
家の中がこんなことになることも!!

その覚悟がないのであれば猫は飼うべきではないんですよ。もしかしたらあなたの手で不幸な捨て猫をつくってしまうかも知れません。そんなことは許されないですよ!?

この記事のまとめ

猫が大好きな人にとっては少しイヤな書き方をしたかも知れません。

ですが、 人間のあまい考え方のせいで不幸な猫を増やしてしまうのはもっと最悪なことですもんね。

生き物を飼う時には「親になるのと同じ覚悟」が必要ですよ!!