早いですね、早すぎる! 今日の日付は6月30日。そうなんです、もう今年もちょうど半分が終わっちゃったんですよ!
今回は「伏見稲荷大社の大祓式」を紹介します。
この半年の良くないことはきれいサッパリ水に流して後半戦にそなえましょう!
「大祓式」(おおはらえ)とは?
「大祓え」(おおはらえ)は6月と12月に神社で行われる神事のことです。6月に行われる「大祓え」のことを「夏越の大祓え」(なごしのおおはらえ)と言って、元旦からこの半年間の罪やけがれをはらい清めるイベントなんですよ。
だいたいみんな元旦に「今年はこんな一年にしよう!」って良い感じのイメージを思い描いていると思いますが、まあ半年もすればうまくいかないこともいろいろと出てきますよね。「うわ…こんなはずじゃなかったのに…」って。なにを隠そう、わたしもそんな感じです。
でも6月30日って「もう半分終わった」という日でもあり「まだあと半分もある! 」という日でもありますよね。「来年こそはがんばるぞい! 」って言うにはまだちょっと長すぎます。
そこでこの「大祓え」はいったん半年間の良くなかったことをきれいにしてくれるんですよ。なんてステキなイベント!
いったん「帳消し」ってやつですよ!!
ちなみに「大祓え」の「大」はデカイってことではなくて「公」(おおやけ)という意味なんですって。個人のけがれだけじゃなくて、社会全体のけがれを清めようということなんですね。
2016年の前半の社会全体のけがれってなんでしょうか? ん〜「東京都知事の不適切な公費使用問題」とか? 「元プロ野球選手や元俳優の覚せい剤」とか? うわ〜なんかこう考えるとマジできれいサッパリしておきたいけがれですね…。
伏見稲荷大社の「大祓式」(おおはらえしき)
京都・伏見稲荷大社では6月30日の午後3時から「大祓式」(おおはらえしき)が行われます。
この日は「楼門」と「外拝殿」の間に大きな「茅の輪」(ちのわ)が設置されていて、ここで「茅の輪くぐり」が行われるんですね。この茅の輪をくぐることで半年間のけがれをはらい、残り半年の無病息災を祈願するんです。
「茅の輪」はもともとは茅(ちがや)を束ねてつくられていたそうですが、最近は芦が使われているそうです。…これはどっちでしょうかね?
午後3時ごろになると外拝殿の前にたくさんの人が集まってきます。内拝殿の前にはロープが張られ一時的に参拝ができなくなります。神職が内拝殿の前を通って来られるのでそのスペースを確保しているんです。
神職が登場するのは午後3時半前です。宮司を先頭に外拝殿へ向かってきます。
茅の輪の前では特別なにかが行われてから茅の輪くぐりが始まるということではなく、神職が順番に茅の輪をくぐっていきます。
まずは宮司から。
どんどんと茅の輪をくぐっていきます。
巫女さんたちも!
茅の輪をくぐった神職は内拝殿の前を通り、社務所の方へと歩いて行かれます。社務所の前でご祈祷をされているんですね。
一般の参拝客も茅の輪をくぐることができます。外拝殿のまわりになが〜い行列ができています。
人形奉納(ひとがたほうのう)
そうそう「大祓式」に用いられる「人形」(ひとがた)を奉納することができますよ。
人形に名前と年齢を書いて息を吹きかけて納めるんです。半年間の罪やけがれを人形に託すということですね。初穂料は100円です。
期間限定の「茅の輪守」
本殿・内拝殿の横にある「ご祈祷受付所」では期間限定の「茅の輪守」の販売もされています。こちらは初穂料500円です。けっこう購入されている参拝客も多かったですよ。
この記事のまとめ
今回は「伏見稲荷大社の大祓式」を紹介しました。
新年の始まりとか4月(新年度)に比べるとあまり「新たな気持ちで」という感じではありませんが、今年も折り返し地点を通過したのは事実。
きっとまた「あら…もう今年も終わり?? 」ってことになっちゃうんでしょうけども、まあ気持ちを切り替えて少しでも自分のやりたいことをする後半戦にしたいですね〜。
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こんにちは! ごりら(@goriluckey)です!!