「のっぴきならない使い」に学ぶ語感の良さを使いこなすワザ!

こんにちは! ごりら(@goriluckey)です。

先日ユージーンさんのこちらの記事を読んで「おお! 『のっぴきならない』は確かに良いよな~! 」とひとりコーフンしておりました。

ただユージーンさんは「のっぴきならない」が「聞きなれい言葉だから猫だましになる」と言われていますが、わたしはこの「のっぴきならない」という語感こそが「のっぴきならない」の真髄かなと思っております。

今回は語感の良さをうまく使いこなすことについて考えてみました。

わたしがビジネスシーンで出会った「のっぴきならない」

実はわたしの勤めている会社には「のっぴきならない使い」がいたので、わたしにとっては「のっぴきならない」は案外聞きなれたことばでした。

わたしが初めて会社で「のっぴきならない使い」の「のっぴきならない」を聞いたのはこんな場面でした。

悲壮な表情を浮かべたわたしがその人に仕事のお願いをすると「わかりました。のっぴきならない事情なんですね! (にっこり♪)」って感じで引き受けてくれたんです。

「そうそう、のっぴきならない事情なんですよ! 」とわたしは「のっぴきならない」に調子良く乗っかりました。

その人はけっこうな頻度で「のっぴきならない」を使っていたのですが、なんと言うか「のっぴきならない」の使いどころが上手でした。

その人はわたしたち営業職から無茶な依頼をされたりすることが多い職種だったので、その人が「のっぴきならない」を使う時には「まあまあ、そんなに慌てなくても大丈夫やから、落ち着いて」といったような意味合いを持たせていたような気がします。

「のっぴきならない」って、本来の「進退きわまる」という意味が連想できないようなちょっと間抜けな語感じゃないですか? わたしが「のっぴきならない」と聞いて思い浮かべるのはこんなイメージなんです。

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ちなみに、幼児園児の娘に「のっぴきならないって聞いて思い浮かべた絵を描いてみて〜」ってお願いして描いたのがこちらのイラストです。わたしと同じような絵ですが、もちろんわたしの絵は見せていません。「のっぴきならない」のイメージはやっぱりこんな感じなのでは?

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「半濁音」を使いこなす!

「のっぴきならない」は「のっぴ」の部分にほんわかとした間の抜けた独特の雰囲気が凝縮されています。

そう言えば「のっぴきならない」と同じような効果をもたらすことばをわたしも若いころにはよく使っていたことを思い出しました。

例えばお客さんから見積書を送ってほしいと言われていたのに対応が遅れ、お客さんが怒っている時なんかに「申し訳ありません。すぐに『ぴゃっと』送りますね。」と言うとお客さんは「ぴゃっと送ってや、ぴゃっと! 」という感じでそれ以上は怒られずに済みました。

「ぴゃっと」は「ぴょいっと」とか「ぴょいんと」とかぐらいまでなら変形させて使っても大丈夫です。

気をつけないといけないのは「ぴゃっと」などが通用するのは相手の怒りがまだ沸点には到達していない場合限定であるということ。温度で言うと70℃ぐらい、ギリギリ80℃ぐらいまでならOKです。

ですが、完全に沸点に到達している人に「ぴょいんと」とか言ってしまうと…それこそのっぴきならない事態になってしまうのでご注意を。

半濁音「ぱぴぷぺぽ」が入ることばを使うと緊迫した雰囲気を和らげる効果がありますよね。

本来のことばの意味に加えて語感の良さをうまく使いこなすことができると円滑なコミュニケーションを演出することができる気がします。

さあ、ぴょい~んとやっちゃいましょう!

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