京都の春の風物詩として定着している「京都・東山花灯路」が始まりました!
2003年から催されているこのイベントも今年で14回目となります。2016年の実施期間は 3月12日(土)~21日(月・祝)。
今回は円山公園を中心としたエリアの見どころを紹介します。
目次
京都・東山花灯路は散策ポイントをしぼって楽しもう!
京都・花灯路は青蓮院から清水寺までのおよそ4.7kmの小道を約2,500基の灯りが照らし京都の情緒あふれる夜を演出します。「京都の夜を散策してもらう」っていうのがコンセプト。
小道の途中にはいけばなやアートが展示されていたり、イベントが催されていたりします。周辺の寺院・神社でも夜の特別拝観やライトアップが実施されているので、情緒あふれる小道を歩きながら いろいろ散策してみてくださいね〜というイベントです。
点灯時間は18:00~21:30ですが、たいていは食事を済ましてからか花灯路を散策してから食事をするかということになると思います。
なので、その短い時間でおよそ4.7kmの小道を歩きすべてのポイントを散策するのは無理があります。ある程度はエリアをしぼって楽しむのがおすすめです。
八坂神社~円山公園エリア
京都・東山花灯路は青蓮院から清水寺まで南北に広がっているので、青蓮院をスタート地点として南に歩くのが効率的かもしれません。
ですが、京阪「祇園四条」駅で下車して「八坂神社」をスタートにするケースがけっこう多いんじゃないかと思います。
八坂神社~円山公園エリアの見どころをピックアップしてみました。
露店が並ぶ「八坂神社」
八坂神社の境内には露店が並んでいてお祭りのような楽しさがありますよ。
鮮やかに浮かび上がる「粟田大燈呂」
八坂神社から円山公園へ続く道には10月に粟田神社で巡行された「粟田大燈呂」が展示されています。京都造形大学の学生がデザインしたという大燈呂は「牛頭天王」「鳳凰」「申」「相槌稲荷」「青不動」の5種類。
この大燈呂は和紙でできているのですが、けっこう硬く水も弾くそうです。夜空を背景に鮮やかに浮かび上がっていました。
たくさんのメッセージが貼られるサクハナ行灯
桜の花びらに書かれた来場者のメッセージが貼られています。「円山公園案内所」でメッセージカードが配られています。
思わず目を奪われる作品の数々。「現代いけばな展」
残念ながらなかなか日常生活の中でいけばなにふれる機会ってありません。けっこうそういう人って多いと思いますが、この京都・花灯路の現代いけばな展は見ごたえがありますよ。
わたしのようにいけばなの知識がまったく無くても楽しめると思います!
幻想的な雰囲気が漂う「竹灯り・幽玄の川」
現代いけばな展の会場を上がったあたりが竹灯り・幽玄の川です。ぜひ小橋から見る幻想的な雰囲気を楽しんでください。
鏡のように反射している水面も美しいですね。
知恩院エリアの「サンドアートパフォーマンス」は必見!
知恩院エリアで開催されているサンドアートパフォーマンスが圧巻です。わたしはこれまでサンドアートパフォーマンスを見たことがなかったので、超コーフンしました。
開催期間中の土日祝はライブで観られるそうなので東山花灯路へ行くならここは見逃せません。
- 日程: 3月12日(土)・13日(日)・19日(土)・20日(日)21日(月・祝)
- 時間:
(ライブ)18:30~/19:30~/20:30~
(映像投影)18:30~/19:00~/19:30~/20:00~/20:30~
サンドアートパフォーマンスを披露するのは「SILT -clarte-」というパフォーマンスグループ。砂をたくみにあやつり、次から次へと美しい絵画を描いていきます。
この日は「竜馬四重奏 」による生演奏に合わせてパフォーマンスが繰り広げられました。
ちなみに3月19日(土)・20日(日)・21日(月・祝)は青山泰山 氏 による生演奏になるようです。
あおくすの庭〜青蓮院
青蓮院の横には「あおくすの庭」があり、今年から新しく用意された「ネオンアート『NEON FOREST』」と「恋灯ろう」があります。(まあ、やさしい気持ちで見守ってください。)
青蓮院は有料ですが、ライトアップを拝観したことがなければ、ぜひ! 無数の青い灯りが広がる庭や緑色に輝く竹林などアーティスティックな演出が秀逸です。
京都の小道を照らす灯りの数々
京都・東山花灯路をの~んびりと散策しているといろいろな灯りがあることに気がつきます。
青蓮院と知恩院を結ぶ神宮道の灯り。
円山公園の灯籠。桜の花びらをかたどった灯りがかわいい。
こちらも円山公園。
これは「大学のまち京都・伝統の灯り展」のようす。大学生の作品が並びます。
大谷祖廟はまるで雨が降ったあとのような感じに照らされています。幻想的!
八坂神社前の道を照らす灯籠。
この記事のまとめ
京都・東山花灯路を歩いていると「あっ、こっちも行ってみようよ! 」という声が聞こえてきました。夜の京都を散策するというコンセプトは思った以上に浸透しているのかな~と思いました。
いけばなを中心としたアート作品がいろいろなところに展示されているのをゆっくりと探しながら見てまわるのもおもむきがあって良いですよ。あ、まだまだ夜は寒いので暖かめの服装で出かけるのがおすすめです!
こんにちは! ごりら(@goriluckey)です!!