【第1話】ぶどう農園に捨てられていた2匹の子猫たち。 2015/09/13

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こんにちは! ごりら(@goriluckey)です。

ぶどう狩りへ、行こう。

今から遡ること、1週間。
 
2015年9月5日土曜日。
 
七夕の短冊に「おなかいっぱいぶどうがたべたい。」と書いてしまうほどぶどうが大好きな娘のリクエストで、ぶどう狩りへ行きました。
 
娘がぶどうが大好きなこともあり、ぶどう狩りには毎年のように来ています。いろいろなぶどう園に行きましたが、ここは自宅からも近くアクセスがとても良いんです。この日は午前中に空手の稽古へ行ってから、お昼過ぎに到着。
 
ここのぶどう園は「ベリーA」と「ピオーネ」の2種類があり、子どもたちが受付で試食をさせていただき、ピオーネを選びました。ピオーネの農園は受付から少し離れているので、再び車に乗って移動します。
 

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単純なことではありますが、ぶどう狩りを楽しむにはちょっとした“コツ”があるんです。9月になって少し涼しくなってきたとは言え、日中はまだまだ暑く、木に実っているぶどうはとても温かくなっており、いくつも食べられるものではありません。そこで、我が家ではキンキンに冷えた水と氷を持って行きます。採って来たぶどうを氷水に少し浸けると一層美味しくいただくことができます。「食べ放題」を存分に楽しみたいという発想です…。
 

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息子や娘は木に成っているぶどうを採るのが楽しく、次から次へと運んで来てくれます。これが味覚狩りの良いところでもあります。
 
子どもたちが採って来て氷水で冷やしたぶどうを美味しくいただき、私のお腹もだいぶん膨れて来ました。時間無制限の食べ放題なのですが、そろそろ“終盤”を迎えようとしていたその時に、とんでもない事態が勃発しました。
 

2房のぶどう。

私よりも少し早く“ゲームセット”を迎えて手を洗いに行っていたはずの妻がまたまた“ぶどうを2房”抱えて戻って来たのです。
 
「おいおい、もう食えへんぞ。何考えてんねん。」と少し冷めた目で見ておりましたら、そのぶどうはなんと「みゃ、みゃ…」と声を出して“鳴いて”おりました。
 
ねこが捨てられててん。」と妻。
 
「あ、あぁ…。」もう嫌な予感しかしません。妻の後ろにはうちの子どもたち以外に、恐らくこのピオーネのエリアにいるほとんどすべての子どもたちがゾロゾロと付いて来ています。
 
「早く病院連れて行ってあげなあかん。」と妻が続けます。
 
「…えっ。お、おぉ…。」
 
病院連れて行くの?えっ、それからどうすんねん?えっ?マジで言うてんの?)心の中で繰り返す、自問自答。
 
妻の後ろにいるたくさんの子どもたちの中の誰かが「よかったぁ〜、これで助かったなぁ、よかったなぁ〜。」と安堵の声。「ホンマやなぁ、この子らの名前どうする?」と子どもたちがどんどん盛り上がって行きます。
 
「どんな名前が良い?」と見知らぬ女の子。
 
(なんで俺に聞くねん…。もう止めて…。)
 
「そやな、“ベリーA”と“ピオーネ”で良いんとちゃうか?」と適当に返事をしてしまう私。
 
「え〜!でも、ベリーは良いかもな!」と女の子。
 
(あかん、なんやこれ…。なんやこの展開…。)
 
 
 

それから、10分後。

多くの“ピュア”な子どもたちに見送られ、“2房のぶどう”が「みゃ、みゃっ…」とか細い声で泣きながら車に乗り込んで来ました。
 
まあまあ頭の中が真っ白な状態で車のキーを回し、エンジンをかけます。後部座席の妻はiPhoneで土曜日の午後に開いている動物病院を探しています。
 
「ここのイオンにあるなぁ。16時からやから、今から向かったらちょうどやな。」
 
 
 
これは、ぶどう狩りに来たはずなのになぜか「みゃ、みゃ…」と声を出すぶど………いや、ねこです、これ!完全にねこ!…なぜか2匹の子猫を病院へ連れて行く羽目になったという、あるお話の“プロローグ”でございます。

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