小学生の自由研究にはカブトムシがおすすめ! クワガタよりもいろんな動きを観察できるよ〜!

ごりら

こんにちは! ごりら@goriluckey)です!!

小学生の娘に空前の「カブクワ」ブームが訪れたこの夏。クワガタ捕りに行ったり、カブトムシ展に行ったりしました。

この記事では「小学生向けの自由研究のテーマ『カブトムシの観察』」を紹介します。

夏休みの宿題の中でももっともやっかいな自由研究ですが、子どもが大好きなカブトムシの観察ならきっとうまくいくはず!?

ごりら

写真や動画をたくさん載せているので、自由研究に役立ててくださいねー!

大好きなカブトムシだから子どもが夢中で観察できる!?



うちの子どもが通っている小学校では夏休みの自由研究にめちゃくちゃ力を入れているんですね。

特に小学生低学年の場合は親がサポートする割合がけっこう多くて大変なんです。なので、なるべく自分だけの力でできる植物や昆虫の観察はおすすめです。

しかも、うちの娘には「カブクワ」ブームが訪れているので、カブトムシの観察はうってつけというわけなんですね。

ここでクワガタではなく、カブトムシを選んだ理由は観察しやすいからです。クワガタは日中は土の中に潜っていることが多く、夜も物音がするとすぐに隠れてしまうんですよね。

カブトムシの方が活発!?

カブトムシは6月下旬ごろから羽化しはじめ、8月下旬ごろには寿命を終えます。夏休みの自由研究にする場合は早めに取りかかりましょう!

  • おすすめの学年: 小学生低学年
  • 所要時間: 1週間
  • 費用: 約3,000円
  • レポート枚数の目安: 10枚
  • 夏休み追い込み度: ★★☆☆☆

カブトムシの観察に必要なもの

カブトムシの観察に必要なのは

むすめ

カブトムシ!!

は、もちろんですが、飼育セットを用意しないといけません。

飼育ケースにおすすめなのが「クリアースライダー」です。オオクワガタのブリーダーの知人に教えてもらったんですが、この飼育ケースはコバエが発生しにくく、くさ〜い臭いもしにくいんです。

エサ皿になる木や止まり木は100円ショップにも売っています。

カブトムシの飼育環境

うちはカブトムシのオス・メスそれぞれ3匹を飼育することになっ(てしまっ)たので、飼育ケースではちょっと小さかったんです。

なので、豪快に衣装ケース(高さ31cm×幅74cm×奥行40cm)を使いました。

カブトムシを飼育している衣装ケース

まず衣装ケースの中にクヌギの枝を入れて、その上からドバ〜っと昆虫マット(腐葉土)を入れています。

カブトムシをつかまえよう

カブトムシの観察をするからにはやっぱりつかまえるところからはじめたいですよね〜。

近くに山や雑木林がある場合はぜひ子どもといっしょにチャレンジしてみてください。カブトムシは比較的つかまえやすいです。

バナナトラップを仕掛ける!

どうしてもつかまえられない場合はペットショップで購入できますしね。国産カブトムシならペアで1,000円ていどで販売しています。

カブトムシを観察しよう!

カブトムシをゲットしたらさっそく観察をはじめてみましょう。基本的にカブトムシは夜行性なので、観察する時間帯は夕方〜夜・早朝になります。

日中は土の中に潜ったり、木の陰に隠れていますよ〜。

ごりら

カブトムシのいろんな行動を観察してみよう!!

カブトムシのオスとメス

以前カブトムシ展へ行った時に「へ〜! ツノがあるのがオスなんや〜! 」という会話をしている人がいるのを見かけて衝撃を受けたんですが、カブトムシはオスとメスで見た目が違います。

ごりら

カブトムシのオスにはツノがある!

カブトムシのオス
ごりら

ツノが無いのがメス!!

カブトムシのメス

ツノがあるかどうかのほかに、メスの方が比較的小さめです。実際にうちのカブトムシのサイズはこんな感じでした。

  • オス(ツノを含む): 65mm
  • オス(ツノを含まない): 45mm
  • メス: 40mm

それに活動する時間帯もオスとメスとでは微妙に違ったりします。メスが強いオスを避けて活動している感じですね。

こちらはカブトムシのオスのおなかです。

カブトムシのおなか

オスのツノはケンカをする時の武器になるんですが、人間にとっては「ツマミ」みたいなもの。短い方のツノをつかんでやると、おなかが観察しやすいですよ。

カブトムシがエサを食べているところ

こちらはカブトムシのメスがエサを食べているところです。昆虫ゼリーを置いた瞬間に一目散にやって来ました。

こちらはカブトムシのオス。どのようにしてエサを食べているのかをじっくり観察してみましょう。

カブトムシはなにを食べるの?

カブトムシは自然環境下では主に樹液を吸っています。

樹液に集まるカブトムシ

飼育下では昆虫ゼリーを与えるのが便利ですし、カブトムシも長生きします。

わたしが子どものころのカブトムシのエサと言えば、スイカやキュウリでしたが、水分が多すぎるエサはカブトムシにとってあまり良くないと言われています。

この点に気をつけながら、自由研究ではカブトムシが好きな食べ物を調べてみるのもおもしろいですね。

エサはどれぐらいで食べ終わるの?

そうそう! 飼育ケースに昆虫ゼリーを入れるとけっこう一瞬で無くなってしまうんですよね…。カブトムシが活発に動きまわる夜に、どれぐらいで無くなるのかを調べてみました。

昆虫ゼリーを置くとすぐにカブトムシがやって来ました。

さっそくカブトムシがやって来た!

1時間後のようす。設置した3つの昆虫ゼリーすべてに食べられた痕跡がありますね〜。

1時間後のようす

2時間後には昆虫ゼリーの形がほとんど無くなりました。うちには合計6匹のカブトムシがいたので正確にはわかりませんでしたが、1匹のカブトムシが1日に食べる量を調べてみるのも良いですね。

2時間後にはほとんど無くなっている!

カブトムシがケンカしているところ

カブトムシはツノを使ったオスどうしのケンカが迫力ありますよね。正直なところ、ワクワクしてしまいます…

飼育ケースの中ではほとんど見かけませんでしたので、こちらの動画をご覧ください。比叡山ドライブウェイ・夢見が丘展望台にある「かぶと虫の家」で見たカブトムシのケンカです。

近くにお住まいの方はぜひ足を運んでみてください。カブトムシの観察を自由研究のテーマにするなら特に!

カブトムシが飛んでいるところ

カブトムシが飛んでいるようすも「かぶと虫の家」で見ることができました。この動画では小さくてわかりにくいと思いますが、からだが重たいからなのか、カブトムシは立った状態で飛ぶんですね。

夜になると飼育ケースの中でも飛ぼうとしています。羽根を広げてブーン! っとしている瞬間を動画に撮ることができました。

観察に夢中になりすぎて、別のカブトムシの脱出を許してしまいました…。

ごりら

クッソ! 油断したっ!!

カブトムシが交尾しているところ

こちらも偶然目撃してしまったカブトムシの交尾です。「ギュインギュイン」と鳴いてちょっと生々しいです…

飼育ケースの中では昆虫マットに直接産卵します。

産卵後、約2週間でふ化します。

ふつう3齢(終齢)幼虫で越冬します。

出典: 『小学館の図鑑 NEO 昆虫

卵や幼虫のようすは子どもの夏休みの間には確認できないかも知れません。

ごりら

…て言うか、この幼虫も育てるんかな…。もう山に返したいわ…

カブトムシがおしっこしているところ

カブトムシの飼育ケースはいつも湿った状態になっているんですが、あれ、カブトムシの排泄物のせいなんですよね…

カブトムシは成虫になると固形の糞ではなく、水分をたっぷり含んだ糞…と言うか、おしっこをします。けっこうすごい勢いで噴出するんですよ…

カブトムシのおしっこ

成虫の糞は水分を多く含む液状で、これをあたりかまわず飛ばす。摂食する餌の違いが量や色、匂いに影響してくる。

出典: 『ウィキペディア

世界のカブトムシを調べてみよう!

よゆうがあれば国産のカブトムシと世界のカブトムシを比較するページを付け加えてもおもしろいですね。

図鑑で調べるのも良いですが、カブトムシ展へ行けば、外国産のめずらしいカブトムシを見ることができますよ〜。

ヘラクレスオオカブト

世界最大のカブトムシとして有名で、子どもに大人気のヘラクレスオオカブト。

「外国産のカブトムシの展示」をうたっているイベントには必ずと言って良いほどヘラクレスオオカブトがいます。

ヘラクレスオオカブト

コーカサスオオカブト

コーカサスオオカブトは世界最強と言われています。こちらも子どもに人気がありますね〜。日本のカブトムシのオスはツノが2本ですが、コーカサスオオカブトは3本のツノを持っているんですよ。

コーカサスオオカブト

ゴロファ・SP

ヘラクレスオオカブトやコーカサスオオカブトとは対象的なのがゴロファ・SP。日本のカブトムシよりもやや小さいぐらいですが、めちゃくちゃかわいくないですか!?

ゴロファ・SP

グラントシロカブト

こちらはグラントシロカブトです。名前の通り、本来は白色のカブトムシなんですね。

ですが、湿度が高いと黒っぽくなってしまうんですって…。残念ながらこの写真を撮った日は雨が降っていまして…

グラントシロカブト

カブトムシの観察のまとめ方

カブトムシの観察の自由研究のまとめ方の一例です。

実際に自分の目で観察したことや図鑑で調べたことをまとめるとけっこうな枚数になりますね。

  1. カブトムシの観察方法・準備するもの
  2. カブトムシのオスとメスの違い
  3. カブトムシがいる場所
  4. カブトムシの食べもの
  5. カブトムシのケンカ
  6. カブトムシが飛ぶところ
  7. カブトムシの交尾と産卵
  8. カブトムシのおしっこ
  9. 世界のカブトムシ
  10. カブトムシの観察の感想

あまり多くなり過ぎると親のサポートが必要になってしまいます。子どもができる限り自分の力で仕上げられるようにテーマを絞ってあげてください。

この記事のまとめ

この記事では「小学生向けの自由研究のテーマ『カブトムシの観察』」を紹介しました。

うちの娘はカブトムシが大好きなので、実際に観察をしたり、図鑑やYouTubeで動画を見たりしながらいろいろと調べています。

ただ、レポートにまとめるのはやっぱり苦労しますね〜。夏休み最終日に慌てないように、自由研究は早めに仕上げましょう!

3つのポイント
  1. 子どもの好きなテーマを自由研究にすると楽しみながらできる
  2. 活動的なカブトムシは観察にぴったり
  3. カブトムシ展にも足を運んでみよう

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