[刀剣乱舞・京の軌跡 弐]織田信長と最期をともにした「不動行光」「薬研藤四郎」の本能寺

「本能寺の変」当時の本能寺の場所

実は現在の本能寺はあの「本能寺の変」があった場所とはちがうんですね。

「本能寺の変」当時の本能寺は現在の場所よりも南西にあって、現在の本能寺からは徒歩で20分ほど離れています。

先ほど紹介した豊臣秀吉の政策によって、現在の場所に移されました。

本能寺跡には石碑が建てられているだけですが、近くに「元本能寺跡 信長茶寮」という観光スポットがあるので歴史が好きな『刀剣乱舞』ファンは訪れてみるのも良いかも知れません!

本能寺の情報

本能寺「総門」には「織田信長」の名前が刻まれた石碑も建てられています!

住所

〒604-8091 京都市中京区寺町通御池下る下本能寺前町522

アクセス

京都市営地下鉄東西線「京都市役所前」駅から徒歩5分

拝観時間

6:00〜17:00

拝観料

無料

オフィシャルサイト

法華宗 大本山 本能寺

本能寺の「䏻」という文字

本能寺の「䏻」という文字ですが、わたしたちになじみのある「能」とはちがうのがわかりますか!?

本能寺は「本能寺の変」以外にも何度も焼き討ちに遭っているので、「ヒ（火）」が重なっている「能」という文字が縁起が悪いという考えから「䏻」を使っているそうですよ。

これは本能寺が度重なって焼き討ちに遭っているため、「『ヒ』（火）が『去』る」という意味で字形を変えているといわれている。

なお、この「䏻」は本能寺のために作字されたわけではなく、当時は現在の「能」よりも広く使われていた字体である。

出典： 『ウィキペディア』

本能寺の境内

現在の場所へ移転した当時の本能寺は現在の京都市役所をふくむほどの広い敷地だったようですが、現在の本能寺の境内はそれほど広くはありません。

本堂

「総門」から入って正面にある建物が「本堂」です。現在の本堂は大阪城天守閣の意匠にも参加した工学博士・天沼俊一（1876年8月31日-947年9月1日）の設計ですが、創立当時の面影を残しているそうですよ!

信長公御廟所

本能寺の一番の見どころはやっぱり「信長公御廟所」ではないでしょうか。「御廟所」の読み方は「ごびょうしょ」で、織田信長のお墓ってことですね。

本堂と7軒の塔頭（たっちゅう・境内にある小寺のこと）の間の通路を通って行くとその先に「信長公御廟所」があります。

実は織田信長のお墓は本能寺の「信長公御廟所」だけでなく全国にいくつもあるんですが、この「信長公御廟所」は織田信長の三男・信孝の命によって建てられたものです。

「信長公御廟所」のとなりには「本能寺の変戦没者合祀墓」があります。もちろん、森蘭丸の名前もありました!

「刀剣乱舞 -ONLINE- 京の軌跡」と本能寺

さてさて、本能寺が「刀剣乱舞 -ONLINE- 京の軌跡」のフォトスポットに選ばれたのは「本能寺の変」で織田信長とともに焼失した愛刀「不動行光」「薬研藤四郎」のゆかりですね。

刀剣男士「不動行光」「薬研藤四郎」のフォトスポット

その刀剣男士「不動行光」「薬研藤四郎」の等身大パネルは「大寶殿（だいほうでん）」にありました。「信長公御廟所」の方を向いているように見えます。

【新しい刀剣男士公開】1/3
「不動行光(ふどうゆきみつ)」
織田信長の愛刀。信長は酔うと膝を叩いて「不動行光、つくも髪、人には五郎左御座候」と歌ったという。森蘭丸が拝領、後に本能寺の変で焼け身になったとされる。 #刀剣乱舞 #とうらぶ

— 刀剣乱舞-本丸通信-【公式】 (@tkrb_ht) 2016年2月12日

本能寺「大寶殿（だいほうでん）宝物館」

「大寶殿（だいほうでん）宝物館」では2017年1月7日（土）〜4月9日（日）の期間、「春の寺宝展」が開催されています。

寺宝展のテーマは『刀は信長の魂』。開催期間が重なることもあって、『刀剣乱舞』を意識したタイトルになっていますね!

宝物館入館料

・ 一般： 500円
・ 本能寺会館利用者： 300円
・ 中・高校生： 300円
・ 小学生： 250円

開館時間

9:00〜17:00

休館日

年末年始・展示替え日

宝物館1F

2階にある宝物展は残念ながら撮影禁止ですが、1階にある展示は撮影OKです。

こちらは明治時代に織田信長のイメージをもとに作られた鎧兜。

This armor was made into an image of Oda Nobunaga. #Japan #Japanese #Japaneseculture #Japanesehistory #Kyoto #Honnoji #Honnojitemple #Odanobunaga #Kabuto #Yoroi #Sengokujidai #Honnojinohen

Gorillaさん(@goriluckey)が投稿した写真 – 2017 1月 20 10:31午後 PST

上賀茂神社から木目込み人形の正統伝承者として認定を受けている「真多呂人形」による安土城天主の模型も飾られています。

真ん中にいるのはもちろん織田信長。向かって右側が羽柴秀吉、左側が徳川家康です。

織田信長の表情には人形とは思えない迫力を感じます!

そんなにたくさんはありませんが、1Fにはお土産物コーナーもあります。人気は「香炉三足の蛙ステッカー」。

香炉「三足の蛙」（みつあしのかえる）

伝説によると、本能寺の変の前夜、突然「三足の蛙」が鳴き出し、異変を知らせたという。

出典： 『法華宗 大本山 本能寺｜大賓殿宝物館』

宝物館2F

宝物館2Fは写真撮影や携帯電話の使用が一切禁止されています。

今回の「春の寺宝展」（2017年1月7日（土）〜4月9日（日））では55品の展示がされています。

「本能寺の変」で焼失してしまったと言われる「不動行光」「薬研藤四郎」はもちろんありませんが、展示品の中には織田信長にまつわる日本刀もありました。

もちろん日本刀以外にも織田信長の貴重な遺品や文化財がたくさんありますが、わたしが印象に残ったのはこちら! （たぶん、文化財としての価値が高いのは公式サイトに載ってるやつなんだと思います…）

この記事のまとめ

今回は「刀剣男士『不動行光』『薬研藤四郎』のフォトスポットの本能寺」を紹介しました。

本能寺の境内はそれほど広くないので、本能寺だけの参拝なら所要時間は数十分ほどです。せっかくの機会なので、宝物館に立ち寄るのがおすすめです。

本能寺の周辺は繁華街なので、「刀剣乱舞 -ONLINE- 京の軌跡」でフォトスポットめぐりをする時には、このあたりでランチや休憩をするのも良いですね。

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