夜の稲荷山はあまりの怖さに大人がマジで半べそで駆け下りるレベル!

こんにちは! ごりら(@goriluckey)です。

大晦日には京阪電車やJR奈良線は「終夜運転」になります。

1月1日の0時に合わせて伏見稲荷大社へ初詣に来る人たちがいるからなんですね。

伏見稲荷大社への初詣が終わると御神体である稲荷山を登る参拝客も多いんです。

今回は「夜の稲荷山」を紹介します。中途半端な気持ちでは近づいてはいけない、そんな雰囲気が漂っているんです!

幻想的な雰囲気の楼門・本殿

JR奈良線「稲荷」駅の改札を出ると、目の前が伏見稲荷大社の「表参道」です。夜空を背景に朱色の大きな鳥居が存在感を示しています。

日中は多くの参拝客でにぎわっている伏見稲荷大社もふつうの日の夜は人影もほとんど見えません。これは19時ごろのようすです。

伏見稲荷大社の第一鳥居

伏見稲荷大社の第一鳥居

まっすぐにのびた表参道を歩いて行くと「楼門」が見えてきます。「賀正」と書かれた旗が掲げられ、お正月の準備が進んでいるのがわかります。

お正月の準備が進んでいる境内

お正月の準備が進んでいる境内

夜の楼門がはなつ幻想的な雰囲気は思わず息を飲んでしまうほど。同じ夜でも「本宮祭」の時の雰囲気とはまた少し違います。

夏の本宮祭

夏の本宮祭

楼門をくぐると「外拝殿」です。お正月には外拝殿にも多くの参拝客が一斉にお賽銭を投げ入れます。

夜の外拝殿

夜の外拝殿

外拝殿の奥が「内拝殿」・「本殿」です。ふだんは「ガラガラ」と鈴を鳴らしてから拝礼できますが、確か初詣の時には混雑防止のために鈴は鳴らせないように施されていたと思います。

本殿の前面に接している内拝殿

本殿の前面に接している内拝殿

内拝殿の鈴

内拝殿の鈴

夜の稲荷山へ

幻想的な雰囲気があるのは本殿まで。稲荷山へと続く本殿奥まで行くとたちまち薄暗くなります。

ガクブル…。

まるで異世界への入り口のようにさえ見えます。

この先は稲荷山

この先は稲荷山

千本鳥居〜奥社奉拝所

伏見稲荷大社がメディアで紹介される時には必ず映し出される「千本鳥居」。あざやかな朱色が印象的ですよね。

あざやかな朱色が美しい千本鳥居

あざやかな朱色が美しい千本鳥居

それが夜になると…

夜の千本鳥居入り口

夜の千本鳥居入り口

…え? 真っ暗で何も見えません!!!

千本鳥居は昼間に見ると左右2つに分かれている「朱色のトンネル」なのですが、夜になると奥の方の灯りでかろうじて2つに分かれていることがわかる程度です…。

昼の千本鳥居

昼の千本鳥居

昼間は鳥居の朱色と木々の緑とのコントラストが美しく、中を通っているだけで清々しい気持ちになる千本鳥居も「出口があるのか」と不安になってしまう暗闇。

暗闇への入り口?

暗闇への入り口?

なんとか千本鳥居を通り抜けると「奥社奉拝所」です。ここには「おもかる石」があります。おもかる石は持ち上げて重たいと感じれば願いは叶わず、軽いと感じれば願いが叶うと伝えられています。

昼間なら行列ができるほどのおもかる石を今なら待ち時間なしで持ち上げることができます!

…が、重たくて持ち上げることさえできそうになかったので、断念しました。

夜のおもかる石

夜のおもかる石

昼間は芸術的だと思っていた積み上げられた鳥居。

昼は芸術的な鳥居

昼は芸術的な鳥居

それが夜になると…

夜の鳥居

夜の鳥居

全く別の雰囲気になります!!!

四つ辻までの道のり

奥社奉拝所から「熊鷹社」へ向かう途中の道がかなり過酷でした。

ほとんど灯りがないからです。

ほとんど灯りがない参道

ほとんど灯りがない参道

あまりにも暗くて怖くなってきたので、写真を撮る回数が減りました。そもそも写真を撮っても真っ暗なので。

四つ辻に到着すると少しだけ「登って良かった」と思えました。京都の夜景が広がっています。

四つ辻から眺める京都の夜景

四つ辻から眺める京都の夜景

四つ辻にはいわゆる「リア充」の男女がいました。夜景をバックに写真を撮りながらキャッキャ♪とはしゃいでいます。

日中なら「ケッ! 」と思っていますが、この時ばかりは大歓迎でした!

と言うのも、真っ暗闇の山道ではほとんど人とすれ違うこともなく、むしろたまにすれ違う相手も一人だとすれ違う瞬間にかなりの精神を消耗するんです。

集団とすれ違う時も外国語が聞こえると、もはや「呪文」にしか聞こえないぐらい追い詰められた精神状態になります

だからリア充たちの声を聞いた時にはものすごく安心することができたんですよ。

ありがとうな、リア充たち!

写真撮影で盛り上がるリア充

写真撮影で盛り上がるリア充

思い切って、山頂を目指す!

四つ辻で少し回復してしまったがために、よせば良いのに「一ノ峯まで登ろう!」という気持ちがわき起こってしまいました。

四つ辻から山頂までは15分ほどです。一気に紹介しましょう!

こちらは三ノ峯(下之社神蹟・白菊大神)。

夜の下之社

夜の下之社

続いて、二ノ峯(中之社神蹟・青木大神)。

夜の中之社

夜の中之社

そして一ノ峯(上之社神蹟・末廣大神)。昼間でさえ独特な雰囲気が漂っているので、夜はここから拝礼するだけで精一杯でした。

夜の上之社

夜の上之社

精神状態がよくないせいなのか昼間と比べ、肉体的にもいつも以上に疲労がありました。233mの山頂から再びあの真っ暗な山道を下りることを想像しただけで泣きそうになるほど。

あまりの怖さに一ノ峯からリア充たちに出会った四つ辻まで半べそ状態で駆け下りました!

15分で上った道を5分もかからずに全力で。

四つ辻に着くとリア充たちの声が再び聞こえてきました。さっきと同じ人たちなのか?

まだ写真撮ってました。でも、でも…

ありがとうな、リア充! 出会えて良かったぞ!

相変わらず記念撮影中のリア充

相変わらず記念撮影中のリア充

夜の稲荷山で感じた恐怖!

夜の稲荷山にはいろいろな要因が重なり合って恐怖が増大していきます。わたしが今回の稲荷山登山で感じた恐怖をまとめて紹介しておきます。

鳥獣の鳴き声…

鳥居のまわりにはかろうじて灯りがある場所がありますが、それ以外は真っ暗です。

山道から少し離れた暗闇の中からなにかが動くガサガサとした音や、鳥なのか獣なのかわからない生き物の「ギィーギィー」という鳴き声が聞こえてきます。こ、怖い…。

鳥居の外側からはいろいろな物音が聞こえる!

鳥居の外側からはいろいろな物音が聞こえる!

夜のきつねの像…

昼間はいろいろな表情のきつねがいるな〜と興味深く見ることができたきつねの像も、今にも動き出しそうな気配があります。こ、怖い…。

今にも動き出しそうなきつねの像。

動き出しそうなきつねの像

動き出しそうなきつねの像

鳥居に映るきつねの影。

鳥居にきつねの影が!

鳥居にきつねの影が!

月明かりときつねの像。

月明かりに照らされている

月明かりに照らされている

物理的な恐怖…

わずかな灯りでできた鳥居の影が放射状に広がっており、その影と「階段」が平行になり段差が見えなくなっています。こ、怖い…。と言うか危ない!

この写真の手前の方に段差があるんですが、わかりますか? 半べそで駆け下りた時にも何度もつまずいて転びそうになりました。

階段なのか影なのかの区別がつかない

階段なのか影なのかの区別がつかない

追い詰められた精神状態でする妄想…

自分でもなぜそんなことを想像してしまうのかわからないのですが、「そんなこと考えたらあかん! 」と思えば思うほど、ふと横を見た時に鳥居と鳥居の間に人が立っていたらどうしよう とか、実は後ろに誰か立っているんじゃないのかとか。こ、怖い…。

鳥居と鳥居の間から!!

鳥居と鳥居の間から!!

子どものころにはカブトムシやクワガタを捕まえに早朝からまだ真っ暗な稲荷山を登ったり、トレーニングのために夜に走ったこともありました。もちろん大晦日の夜に稲荷山を登ったこともありました。

でもよく考えたらその時は一人じゃなかったんですね〜。たぶん一人で夜の稲荷山を登ったのは今回が初めてです。もう二度と一人では登りません!

大晦日の夜、つまり元旦の0時過ぎは初詣の後に稲荷山登山をする人が多いので、今回のわたしのように精神的な恐怖に駆られることはないでしょう。ただ、鳥居の影と階段の段差がわからなくなるのは同じだと思いますので、気をつけて!

あなたの役に立つ!? 関連リンク

夜の稲荷山は鳥居やきつねの像など独特の怖さがありますが、「真っ暗闇の怖さ」では如意ヶ嶽(大文字山)も相当なものがあります。こちらは数メートル先が見えない暗闇の中、ひとりで消し炭を拾うために大文字山を登った時のレポートです。

伏見稲荷大社や稲荷山の美しい姿を見るなら、やっぱり昼間ですよね。日中は国内外からたくさんの参拝客・観光客が訪れます。早朝ならまだ人も少ないのできれいな写真を撮ることもできるんですよ〜。

伏見稲荷大社

住所
〒612-0882 京都市伏見区深草藪之内町68
オフィシャルサイト
伏見稲荷大社

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